柴犬

古くから日本で飼われている柴犬の魅力とは何でしょうか?比較的体が丈夫ですが気負付けるべき病気などには何があるのでしょうか?


柴犬

 柴犬は、日本古来の犬種であり、先祖は原始時代に南方から渡ってきたとされています。ところが、日本犬全体が戦前の明治期に入ってきた洋犬との雑種化が進み、絶滅の危機にさらされました。その後、日本犬を保存するという目的で、貴重な文化財として柴犬を含めた日本犬を保護することが推奨された為、昭和11年12月に柴犬は【天然記念物】に指定されました。
また、実は柴犬には2種類あります。≪近代のたぬき顔の柴犬≫と≪古来の縄文柴といわれるきつね顔の柴犬≫です。きつね顔の柴犬の特徴は、額から鼻筋にかかる部分が浅く、ほとんど平坦で、面長で細い顔、まさにきつねに似た顔つきをしています。一方たぬき顔の柴犬は、額から鼻筋にかかる部分が深く、横から見た場合それがはっきり分かる形になっており、頬が張って丸っこい顔をしています。もう一つの違いは、歯の大きさです。縄文柴はオオカミにちかいためか、たぬき顔よりも若干大きくなっており、野性味をおびています。また体つきでいえば、縄文柴は全身が引き締まっており、すらりとした細身の体をしています。一方たぬき顔の柴犬は、筋肉質のがっしりした体つきをしており、首も太くなっています。


日本の犬,≪柴犬≫

柴犬は四季折々の日本の風景と見事に調和しております。事実、海外からきている洋犬よりも、日本の気候・風土に適している為、四季の変化に無理なく対応でき、そのためか健康面でも上部とされ、純血種特有の病衣も特に見られません。柴犬が初心者にも飼いやすい犬種と言われるのもこのためです。とはいうものの、柴犬は一途で頑固なところがあることから、仔犬の頃からキチンとしたしつけをする必要があります。一方で、主人だけをひたすらに慕う忠実なところが、柴犬ファンにはたまらない魅力です。

性格

元来、主人以外の人間にはあまりなつかない傾向のある柴犬ですが、最近では社交的な柴犬も増えてきております。仔犬のころから色々な人や他犬種に慣れさせておくことで、ひとなつっこい、社交性のある柴犬に育てる事が出来ます。また、我慢強い性格と賢さ、家族に対する愛情の深さ、環境に対する順応性の高さ、柴犬はこういった日本人的な良さをすべて兼ね備えた理想的な日本犬といえます。

柴犬のかかりやすい病気について

0〜5歳でかかりやすい病気ランキング
1位  角膜炎 15,000〜20,000円(通院3〜4日)
2位  外耳炎

12,000〜18,000円(通院3〜4日)

3位  皮膚炎

20,000〜25,000円(通院4〜5日)

6〜15歳でかかりやすい病気ランキング
1位  皮膚炎

20,000〜25,000円(通院4〜5日)

2位  外耳炎

12,000〜18,000円(通院3〜4日)

3位  子宮蓄膿症炎

50,000〜150,000円(手術含む)

※上記以外でかかりやすい病気として … 腫瘍/肥満/僧帽弁閉鎖不全(心臓病)/白内障 等

柴を飼うのに向いている人とは?

毎日一緒に運動できる人

柴犬は野山を駆け回っているような犬です。都会暮らしでは体がなまってしまいます。室内でも飼うことは可能ですが、しっかりと運動を毎日する必要があります。
朝のランニングが日課の方は非常に向いているのではないでしょうか?少なくとも一回30分の散歩を、1日2回はしましょう。ゆっくり歩いてにおいをかいだり、探索したりという散歩の仕方も大切ですが、運動になるように速足や少しランニングすることも大切です。
若い柴犬の場合はこれくらいしないと十分な運動量は確保できません。近所にドッグランのある恵まれている方は少ないと思いますので、飼い主さんとの日々の運動が重要になります。

しつけがしっかりできる人

柴犬は比較的警戒心が強いこたちが多いです。そのため小さな音にでも反応して大きな声で吠えたり、知らない人や犬にほえたりするようになるかもしれません。

非常に賢い犬たちなので、しっかりしつけることができればこうしたことは起こりません。裏を返せば、しつけが出来なければ自分で判断して危ないものだと思い込めばいつまでも吠えている犬になってしまいます。
また、動くものに反応するので散歩中など気になるものがあると強く引っ張るようになってしまいます。毎日の散歩で引っ張られていたらものすごく疲れますし、もしもの時愛犬をコントロールできないので思わぬ事故につながります。

そうならないためにも日ごろからしっかりしつけをし、意思疎通を密にしておくことが非常に大切です。
洋犬のほうが素直にいろいろなことを吸収してくれるのでしつけはしやすいです。柴犬など日本犬は人の指示を先読みしたり、人間側がめんどくさがっていると敏感に察してゆうことを聞いてくれなくなります。真剣にまっすぐ向き合える人にぜひ飼っていただきたいと思います。

換毛期の異常な抜け毛を気にしない人

柴犬の毛は一定以上伸びないですし、足周り口周りは短いので手入れはしやすいです。しかし換毛期はわけが違います。どんなにきちんとブラッシングをしても、部屋の床に靄がかったように抜けた毛が散乱します。
普段も固い毛が抜けるので、抜け落ちる毛が少ないほうがいいという方には向きません。

ある程度しっかりコームで抜ける毛を除去してあげると、幾分気にならなくなります。ですが、根元までしっかりかき分けてブラシをあて抜ける毛を除去するのは時間がかかります。
ブラッシングを嫌がらないように、しっかり慣れさせておかないと逃げ回って余計に大変です。以上のことを踏まえて、その苦労より柴犬を飼いたい気持ちが強いなら頑張れるでしょう。

まとめ

柴を飼うのは大変どうだと思われるでしょ。実際大変な面が多いです。意思がしっかりしていたり、神経質だったりいろんな柴犬がいます。
しかし飼い主と一緒にいると安全と、思ってもらえたらどんなことにでも物怖じしない強いタフさを持ちます。
体も元から丈夫なこが多いで、一緒にいろいろなレジャーができます。

何より共に暮らし、共に生きるという強い関係性を日々感じることができます。一緒に生きてゆく相棒を探している方は、柴犬を相棒とするのもいいのではないでしょうか?

柴犬 正しい飼い方・しつけ方  --生後3ヶ月まで

I Love しば
CONTENTS提供
株式会社ネコ・パブリッシング
「I Love しば2」


 日本を代表する犬、柴。素朴さのなかに威厳と品格を漂わせ、家族に対する愛情の深さや忠実さ、賢さや我慢強さには定評あり。目の輝き、躍動感あふれる動作は柴ならでは。
 そんな柴の魅力を十分に伸ばし、心身ともに健やかに育てるために押さえておきたいポイントがある。ここでは、家族に迎えたその日から生後1年までの成長期を中心とした基本的な飼い方を紹介しよう。


しばの “環境”

【迎える前までに用意しておきたいもの】
 何よりも第一に、犬を家族の一員として迎える心構えが必要。事前に家族とよく話し合っておこう。そしてサークル、ベッド、トイレをセットして安心して休める場所、いわゆる「ハウス」を用意し、トイレと寝場所の区別をつけやすいようベッドは箱型など段差のあるものが良いだろう。食器や水を飲む器、ドッグフードなども用意し、清潔な環境を整える。新しい環境に慣れさせるため、入手先で使っていたおもちゃなどがあればもらってくるのも方法だ。当日は気候を考えて準備をし、暑さや寒さには十分配慮して。

しばの “食事&睡眠”

【慣れるまでは干渉しない】
 子犬は環境の変化に弱いので新しい環境に慣れるまでは、フードは出来るだけ入手先で食べていたものと同じもので同じ量を。急にフードが変わると胃腸障害を起こすこともある。緊張や不安であまり食欲がない場合は、整腸剤を併用するのも良い。   ---中略---   睡眠をたっぷりとることが十分な発育を促すので、人の出入りが頻繁ではない場所にサークルを置き、落ち着ける環境を作ってあげよう。可愛いからといって家族が代わる代わるのぞき込んで睡眠の邪魔をしないように。

しばの “医学”

【ワクチン接種と健康診断】
 生後間もない時期での伝染病予防のワクチン接種は通常3回受ける。初回は生後6〜8週目あたりに受け、その後1ヶ月程度あけて2回目、3回目と受けるが、迎え入れる状況や地域性にもよる。ワクチン接種の証明書(どんな種類のワクチンかも確認)を入手先からもらい、回数や種類は獣医師に相談するのが良い。動物病院に連れていくのは、迎えて1週間ほど経ち、新しい環境や飼い主に慣れてからに。同時に初回の健康診断もうけよう。心臓に雑音がないかどうか、聴診器でチェックしてもらうと安心だ。

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