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犬を上手に散歩させるコツや散歩マナー

犬を上手に散歩させるコツや散歩マナーの写真

この記事をまとめると

犬の散歩は、犬の健康維持や社会化に欠かせない。
しかし、散歩中に問題行動を起こしてしまうと、周囲の人に迷惑をかけてしまうことも。

周囲の人に迷惑をかけないポイントは以下の4つ。

  • リーダーウォーク:飼い主が散歩の主導権を握り、犬が飼い主の足元に寄り添って歩くようにします。リードは短く持ち、犬が飼い主の視界から外れないようにします。
  • 排泄・マーキングをさせない:散歩前に排泄を済ませさせ、散歩中は排泄やマーキングをさせないようにします。万が一散歩中に犬が排泄した場合は、必ず持ち帰ります。
  • しつけを徹底する:「待て」「来い」「伏せ」などの基本的なコマンドや、リードを引かないなどのしつけを徹底します。
  • 散歩の時間を調整する:犬の体力や気候に合わせて、散歩の時間を調整します。

要約

これらのポイントを押さえて、犬を上手に散歩させ、周囲の人と楽しく暮らしていきましょう。

犬の散歩の頻度は?

基本は朝夕の1日2回

犬の散歩の頻度は、朝に1回、夕方に1回の1日2回が理想とされています(ただし、体力のない小型犬の場合は1日1回の散歩でも大丈夫です)。

犬の散歩は運動不足を防ぐためにもストレスを軽減するためにも、とても大切なことです。

また散歩によって様々な環境を経験することは、犬の社会性を育むことにもつながります。

社会性が育った犬は飼い主以外の人間、他の犬、生物に対してむやみに怖がったり攻撃したりすることが少なくなります。

勉強や仕事をしながらの散歩は大変ですが、できるだけ毎日行うようにしましょう。

天候や季節によって、臨機応変に

毎日朝夕2回の散歩が理想とはいえ、ひどい吹雪の日や台風が接近しているときなどは無理して散歩に行く必要はありません。

散歩ができない天候の時は、家で運動の機会を設けて、運動不足やストレスを軽減する工夫をしてあげてください。

また、季節によっては散歩の時間を少しずらすことも必要です。

基本的に散歩の時間は固定しておくのが望ましいですが、猛暑の季節は夕方でもなかなか暑さがおさまらない時もあります。

夏場はできるだけ涼しい時間帯を、冬場は逆にできるだけ日が当たる時間帯を選んで散歩すると、犬も人間も楽に散歩ができます。

散歩の時間や距離は犬によって変える

1回当たりに必要な散歩の時間は、犬によって変わってきます。

体力のある大型犬の場合は1回1時間程度、小型犬や中型犬の場合は1回30分程度の散歩が1つの目安になります。

ただし、家の中での運動量、犬種、体格、年齢などによって犬に必要な運動量は変わってきます。

散歩後の愛犬の様子を見て、散歩時間が足りているかどうかを判断してください。

例えば散歩から帰ってきて、眠そうな様子が見られたら充分体力を使った証拠です。

気を付けなければならないのは、犬が疲れすぎていないかどうかです。

散歩の途中に息切れする、舌が紫に変色しているなどの異常が見られたら運動量が過剰なのかもしれません。

自分の犬に合った散歩の距離を見つけるようにしましょう。

犬を上手に散歩させるコツ

散歩コースはあらかじめ下見しておく

行き当たりばったりの散歩は、思いがけないトラブルを生む可能性があります。

散歩に出る前に、まずは散歩コースを下見しておくと安心です。

例えば途中によく吠える犬がいないか、歩きづらい道はないか、犬が誤飲しそうなゴミが落ちていないかをチェックしておきましょう。

交通量が多くないかどうかも、散歩のしやすさに関わってきます。

ただし、車の多さは時間帯によって変わるものです。

実際の散歩の時間帯に合わせた交通量のチェックをしましょう。

散歩に飽きさせない工夫を

散歩コースをいつも同じにしてしまうと、犬も飽きてしまいます。

また道に慣れてしまうと、犬が飼い主を引っ張って主導権を持とうとする傾向がでてきてしまいます。

楽しい散歩を続けるコツは、犬に緊張感を与える新しい刺激を用意することです。

複数の散歩コースを用意しておき、時々パターンを変えてあげるとよいでしょう。

ただし、中には新しい環境に対して臆病な犬もいますので、愛犬の性格に合った工夫をしてあげてください。

犬の散歩マナーとは?

散歩はしつけとワクチン接種が終わってから

まず、犬の散歩を始める前にしなければならないことが2つあります。

1つはワクチン接種です。

散歩に行けば他の犬と交流する機会が増えますが、その分病気のリスクも高まります。

散歩に出るのは免疫がしっかりついてから。

大体予防接種を打ってから一週間ぐらいで散歩に行くことができますが、詳しい時期は動物病院の先生に相談してみてください。

もう1つはしつけです。

散歩中は犬にとって新しいこと、刺激的なことがたくさん起こります。

もししつけができていないまま散歩に出てしまうと、犬が目の前の物につられて飛び出したとき止めるすべがありません。

道路にいきなり飛び出してしまったり、通行人にいきなり噛みついたりすれば大変なことになります。

しつけは散歩中に犬の安全を守るため、そして他人に危害を加えないためにとても重要なことなのです。

散歩中の排せつ物は放置厳禁

散歩中にいきなり犬が排泄を始めたら、けしてそのまま放置してはいけません。

散歩している道は公道、飼い主や犬のものではありません。

そんな場所に排せつ物を放置するのは、ごみを捨てるのと同じことです。

排せつした時点で、飼い主がちゃんと処理をしましょう。

便はトイレットペーパーとビニール袋で拾います。

尿に関しては、水で流して臭いがつくのを防ぎましょう。

またペットシーツを持ち歩けば、排せつ物を地面に落とす前に回収できます。

できるだけ散歩前に排泄を済ませよう

そもそも散歩中に排泄させるのは、本来良いことではありません。

人間が出かける前にトイレに行くのと同じく、できるだけ犬も散歩前に排泄を済ませておくようにしましょう。

犬の中には散歩中に排便の癖がつくことで、家でウンチができなくなってしまう子もいます。

排泄は家でするものだと覚えることで、台風や吹雪で外に出られない事態になったときの排泄トラブルを防ぐことができます。

首輪とリードで思わぬ事故を防ぐ

犬の散歩には首輪とリードは必須です。

リードに繋がれている犬は、自由に行動できず一見可愛そうに見えるかもしれません。

しかしリードがない犬は飼い主の制御が効かなくなり、事故や迷子のリスクが大変高くなってしまうのです。

首輪がなければ誰の飼い犬かもわからず、そのまま処分されてしまうかもしれません。

さらに他人にかみついたり、私有地に侵入して持ち物を壊してしまうトラブルもおこりかねません。

自治体の中には犬の放し飼いについて条例で禁じているところもあります(「係留の義務」)。

リードなしの散歩が条例違反になってしまう可能性もあるのです。

犬を散歩させるときは首輪とリードをしっかりつけて、飼い主が犬を制御できるようにしましょう。

犬の散歩は主従関係が大切

犬の散歩をする時は、主従関係をしっかり保つことが大事です。

犬に引っ張られたら、どうする?

散歩中犬がどんどん先行してしまい、飼い主が引きずられてしまうことはありませんか。

犬に引っ張られることで、飼い主が危険な目にあうことがあります。

かといって強く引き返すと、犬の首を閉めてしまうかもしれません。

犬に引っ張られそうになったら、飼い主は自分に主導権があることを犬に伝えなければなりません。

そこで犬がリードを引っ張ったら、まずは歩くのを止めてみましょう。

飼い主が動かないことに気づいた犬が、引っ張るのをやめるのを待つのです。

その後、犬が飼い主にあわせて歩き出したら充分に褒めてあげてください。

理想的な散歩の形は、少しリードを緩めた状態で飼い主が犬の先頭を歩くことです。

いきなり歩かなくなったら、どうする?

先の例とは反対に、散歩中犬がいきなり歩かなくなってしまうこともあります。

散歩中に犬が歩かなくなる原因には、以下のようなことが考えられます。

①以前同じ散歩コースで嫌なことがあった(またはこれから嫌なことがありそう)

②足を怪我した

③疲れてしまった

④飼い主さん、かまって!

まず、犬が歩かないからといって、リードを引っ張るのはやめてください。

犬の様子を観察して、何が原因になっているのかをしっかりみきわめることが大事です。

体に異常がある場合は無理をさせてはいけませんが、①のように散歩コースに嫌な思い出・恐怖心がある場合は、別のコースに誘導してみてください。

④のケースは、飼い主に犬が甘えている状態です。

ここですぐに抱っこしてしまうと、「お散歩中に歩かないと、飼い主が抱っこしてくれる」と犬が学習してしまう可能性があります。

特に異常は見られないにもかかわらず、犬が動こうとしない時はすぐに抱き上げるのはやめましょう。

犬の言いなりにならず、犬が歩き出すのを待つ姿勢を取ってください。

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