ダルメシアンに多い病気やケガは?

ダルメシアンに多い病気やケガは?

「ダルメシアン」の
特徴・遺伝性疾患

身体的特徴

ダルメシアンは、白い被毛の上にたくさんの斑点が散らばる特徴的な外見をしています。

中型犬もしくは大型犬に分類されます。

短毛で筋肉質の体型は運動に向いており、体力・持久力ともに恵まれた犬種です。

明るくフレンドリーな性格をしており、家族に対しては大変愛情深いです。

一方で、外部の人間や犬に対しては強い警戒心を見せます。

賢い犬種なので、しつけはそこまで難しくありません。

ただし頑固な一面があるので、しつけの際はしつこく叱るのは控え、褒めて伸ばすようにしましょう。

遺伝性疾患

先天性聴覚障害

ダルメシアンは、先天性聴覚障害を発症しやすい犬種です。

先天性聴覚障害は、被毛の色を決める遺伝子と関係があるといわれています。

ダルメシアンの白い毛の部分には、メラニンという色素がありません。

実はメラニンには、耳の中で聴覚の獲得・維持をする役割があります。

メラニンを作る細胞が少ないダルメシアンは、先天性聴覚障害になりやすいのです。

特に青い目のダルメシアンは発症率が高くなります。

生まれつき聴覚に異常がある場合、ダルメシアンの方ではその環境に慣れてしまっているので生活自体に不自由を感じないかもしれません。

一方で飼い主とのコミュニケーションがとりづらいという問題が生じます。

聴覚障害のあるダルメシアンと暮らす場合は、アイコンタクトやハンドシグナルなど視覚を用いたコミュニケーション手段を確立していくようにしましょう。

飼育時に気をつけたい
ポイント

飼育時に気をつける事

寒さに弱いダルメシアンは室内飼いが基本

短毛種のダルメシアンは、寒暖差に弱いです。

特に寒さには弱いので、基本的に室内で飼うようにしましょう。

体の大きいダルメシアンですが、室内でも飼育することはできます。

耳のお手入れは大事

ダルメシアンはたれ耳なので、耳垢などの汚れが貯まりやすくなります。

耳を不潔にしておくと、外耳炎などの耳の病気を発症する可能性が高まってしまいます。

外耳炎が進行すると聴覚に異常を起こすこともあるので要注意です。

耳の病気を防ぐには、月1,2回程度耳掃除をして耳の手入れをすることが大事です。

ただし犬が耳掃除を嫌がる場合は、無理をさせるのは止めましょう。

また間違った耳掃除をすると、逆に耳の健康を脅かしてしまうことがあります。

正しい耳掃除の方法が分からない場合は、獣医やトリマーなどの専門家に相談してみてください。

生活面の注意点

毎日の散歩は欠かさず行う

ダルメシアンは元々馬車の伴走犬や猟犬として活躍していたという歴史もあり、体力と持久力を兼ね備えています。

外で体を動かして遊ぶことが大好きな、とても活発な犬種です。

その性格から充分に運動できないとストレスを感じ、問題行動を起こしてしまうこともあります。

飼い主は毎日の散歩を欠かさずに行い、ダルメシアンの運動欲求を満たしてあげましょう。

散歩の頻度としては、1日2回、各1時間以上が目安です。

おもちゃを使って刺激を与えたり、ドッグランを走らせたりしていろいろな運動が楽しめるようにしてください。

なお、ダルメシアンは力が強い犬種です。

散歩中興奮して飛び出しそうになった時、飼い主がちゃんと制御できるように気を付けておきましょう。

子どもなど、力が弱い人だけでの散歩はお勧めできません。

かかりやすい
病気・ケガ・治療費用

ダルメシアンがかかりやすい病気の症状と治療費用をまとめました。

いざというときを考えて、治療費の準備をしておきましょう。

病名 症状 治療と費用
股関節形成不全 ・横座り
・モンローウォーク(腰を振って歩く)、うさぎ跳びなどの歩行異常
・上り下りを嫌がる
・立ち上がるスピードが遅い
・立ち上がるのを嫌がる
・大腿骨頭切除術片側
約20万円
・投薬
約5,000~6,000円
尿路結石症 ・血尿
・頻尿
・尿の出し渋り
・排尿場所を間違う
・下腹部を触ろうとすると嫌がる
・吐き気
・動きの鈍化
・投薬等の内科的治療 
約5~7万円
・入院、手術
約20~30万円
(+療法食の費用)
てんかん ・よだれが出る
・旋回運動
・手足や顔面の痙攣
・全身の痙攣
・全身脱力
・放心
・遊泳運動
・投薬 
約1~2万/月
・外科手術
(脳疾患がある場合など)
約50~100万

年齢別の注意点

子犬(0~1歳)

股関節形成不全

ダルメシアンの子犬が発病しやすい病気に、股関節形成不全があります。

股関節とは太ももの骨と骨盤の骨の間の関節のことです。

太ももの骨の頭は骨盤の骨のくぼみに乗っているような状態ですが、発育異常などが原因で骨同士のかみ合わせが悪くなることがあります。

これが股関節形成不全です。

この病気は生後4ヶ月~1歳までの子犬期に症状が確認されることが多いです(2,3歳で症状が現れる子もいます)。

ただし、小さい頃の発病では症状が目立たないこともあります。

成長して体重が増加すると、脚に負担がかかるようになり、そこでやっと病気に気が付くというわけです。

股関節形成不全の主な症状は歩行異常です。

発病の原因には、激しい運動や幼少期の食事内容の偏りなどの他、遺伝的要因もあげられます。

特に親犬が股関節形成不全の場合、7割の確率で発病するといわれています。

股関節形成不全が重症化すると、大規模な手術が必要になってしまいます。

病気の進行を防ぐためには適切な体重管理を行い、肥満を防ぐことが大切です。

また予防のためにも子犬のうちに栄養を過剰に与えすぎたり、足に負担をかける激しい運動をさせることは避けるようにしましょう。

成犬(1~7歳)

尿路結石症

尿路結石症とは、尿に含まれるミネラル成分が尿の通り道で結晶化してしまうことで起こる病気です。

尿路結石症になると、血尿、頻尿、尿の出し渋りなど排尿にかかわる様々なトラブルが起きるようになります。

また、発熱や吐き気、動きが鈍くなるといった全身への影響も現れます。

最も怖いのが、尿路が結石によって完全にふさがれてしまう尿路閉塞です。

尿路閉塞になると尿を体内に排出することができず、尿内の老廃物や毒が体の中で増加する尿毒症に陥る危険性があります。

尿毒症は、意識障害や痙攣、死亡の可能性もある怖ろしい状態です。また尿が膀胱を圧迫し、膀胱破裂を起こすこともあります。

尿路閉塞まで症状が進んでいれば、カテーテルや外科手術などが必要になります。

一方結石が尿路を防がないうちに治療につなげることができれば、食餌療法や投薬で対処できることもあります。

愛犬の排尿の様子がおかしかったら早めに動物病院に連れていってあげましょう。

高齢犬(8歳~)

てんかん

てんかんにかかると、いきなり体の一部もしくは全身がけいれん発作を起したり、よだれや泡を出したりします。

その状態にびっくりする飼い主も多いことでしょう。

発作はだいたい1分未満で終わることが多いですが、場合によっては1時間も続く場合があります。

てんかんは、脳疾患の一種です。脳神経細胞異常によるものを特発性てんかんといい、若年層でよくみられる疾患です。

一方脳腫瘍や脳炎などの病気が原因で起こるものを症候性てんかん、どちらかよくわからないものを潜因性てんかんといいます。

特発性てんかんの治療はおもに薬物治療になりますが、別の病気が原因の場合は外科手術が行われることもあります。

保険の選び方

保険選びのポイント

ダルメシアンには様々な病気リスクが存在することが分かりました。

万が一、病気やケガをしてしまったとき必要な治療費を補償してくれるペット保険に加入しておくと安心ですね。

ペット保険には様々な種類があります。

補償内容の検討に加えて、ペット保険選びで重視したいポイントについてみてみましょう

補償範囲はしっかりチェック

ペット保険を選ぶ際、最も優先したいチェックポイントが補償内容です。

ペット保険では、動物病院で払うすべての医療費が補償対象になるわけではありません。

例えば、予防接種で防げる病気や自然災害が原因のケガは、ほとんどのペット保険が補償対象外にしています。

また、ペット保険には免責金額つきのプランがたくさんあります。

これは医療費が一定額以上にならないと保険金が支払われないかわりに、保険料を安く抑えているプランです。

入院や手術の回数に制限があるプランもあります。

ペット保険の検討をする時は、以下の点に注目しながら補償範囲を比較することをお勧めします。

・補償対象になる病気

・入院・手術の回数制限

・免責金額

・保険開始期間

値段を比較するときは、年齢に注目

ペット保険を比較する時、まず飼い主が気になるのが保険料ではないでしょうか。

ペット保険の保険料は、基本的に年齢が上がるほど高額になっていく仕組みになっています。

保険料は、契約期間中ずっと払い続けるものです。

現在の犬の年齢では金額が安くても、高齢になってから飼い主が払えない保険料になってしまっては意味がありません。

各ペット保険会社のパンフレットには、年齢によってどのぐらいの保険料がかかるのかシュミレーションできる料金表が付いているはずです。

ペット保険を比較する際は、現在だけでなく、5年、10年後の保険料もチェックしましょう。

保険金の支払い手続きは簡単か

ペット保険の保険金支払い方法は、各会社によって様々です。

基本的には、動物病院の窓口で飼い主が医療費の全額を支払い、後で保険金を請求するという流れになっています。

ただこの方法だと飼い主側に一旦現金を用意する必要が生まれますし、請求の手続きが面倒というデメリットもあります。

一方ペット保険の中には、動物病院と連携して窓口精算を可能にしているものもあります。

こちらのタイプでは窓口で保険証を提示することでその場で保険が適応され、自己負担分のみの支払いで済ますことができます。

かかりつけの動物病院で、窓口精算ができるペット保険があるのかどうか確認してみましょう。

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