増加する老犬介護の需要
ペット医療の進歩により、平均寿命の伸びと共に、介護が必要なペットも増えています。
予防接種の普及や室内飼いが増えたことなども要因とし、2018年現在、この2~30年間で2倍近く犬や猫の平均寿命が延びたという調査結果が出ています。
犬と比較して、猫のワクチンの接種率はまだ低く、今後もペットの高齢化が進むと予想できるでしょう。
パピーとシニア、必要な保証の移り変わり
幼犬は外耳炎や感染症、怪我での通院が多く、年齢が上がるにつれて、循環器系や泌尿器系の病気での保険請求が増える統計が出ています。
猫も同じく、高齢化に応じて、悪性腫瘍や泌尿器系の疾患が多くなり、犬猫共通して完治までにかかる期間が延びたり、入院・手術が必要になるなど、必要な保険の補償が変わってきます。パピーの頃はあまり気にならなかった「自己負担額の割合」や「補償額の上限」、「日数制限」などが、シニアになるととても重要なものになるのです。
よくかかる病気 | |
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幼犬 | 外耳炎 1~3万円 |
成犬 | ヘルニア 20~50万円 |
老犬 | 悪性腫瘍 5~30万円 |
幼猫 | 下痢 1万円前後 |
成猫 | 膀胱炎 1万〜8万円 |
老猫 | 腎不全 10〜15万円 |
突発的な「命に関わる」体調不良が増える
幼い頃は数回の通院で完治する病気が多いものの、高齢になるにつれ入院や手術を伴う大病にかかる機会が増えます。
しかも、突発的な「命に関わる」病のリスクが高まるため、健康なうちに万全な対策を整えたいものです。
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