パグに多い
病気やケガは?

パグの写真

パグの
特徴・遺伝性疾患

身体的特徴

実は日本に近い中国で発祥したパグ。紀元前400年ほど前から愛されてきた歴史ある犬種です。

滑らかな短毛にくしゃっとつぶれた顔、がっしりした筋肉質の体はとても個性的な印象を与えてくれます。

一見きむずかしそうですが、実はとても明るい性格で愛嬌たっぷりの忠犬気質。子どもの遊び相手としてもふさわしい人気者です。

性格面では飼いやすい犬種ですが、肥満体質なので食事や運動管理に気を配る必要があります。

遺伝性疾患

パグの遺伝的な要因による疾患には次のようなものがあります。子犬のころから万が一に備え、かかりつけの動物病院は早めに見つけておきましょう。

変性性脊髄症(DM)

脊髄の神経細胞に異常が起こり、脊髄の機能が徐々に侵されていく病気です。

はっきりとした原因は不明ですが、最近では特定の遺伝子変異が関係するのではないかと言われるようになってきました。

大抵の場合症状は9歳から12歳頃に現れ、数年をかけてゆっくり進行していきます。

まず後ろ足を引きずるようになり、続いて前足が麻痺し始めます。

さらに症状が進むと麻痺は呼吸器にまで至り、呼吸障害を起こして最後は命を落とすことになります。

初期症状は椎間板ヘルニアと似ていますが、変性性脊髄症は痛みを伴わないのが特徴です。

原因不明のため有効な治療法や予防法が確立されていない難しい病気です。

パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)

大脳表面の一部で起きた炎症が小脳や脳幹などに広がってさまざまな神経症状を引き起こす病気です。

パグでの発症例が多いためパグ脳炎の名前で呼ばれていますが、他の犬種でも発症します。

明確な原因は不明ですが、遺伝的な要因が関係しているのではないかという説があります。

主な症状はけいれん発作ですが、他にも脳の異常によるおかしな行動(旋回運動、頭が傾いたままもとにもどらない斜頸、よだれ、性格の変化、食欲の減退)などが見られることもあります。

数年かけて症状が進むこともある一方、数日で急激に症状が悪化し死亡するケースも見られます。

明確な治療方法はありませんが、初期段階では抗けいれん薬で発作の回数を減らそうとしたり、ステロイド剤を投与して症状を抑えようとします。

重症化してからでは効き目がない場合があるので、早期発見が大切です。

飼育時に
気をつけたいポイント

飼育時に気をつける事

まずは、パグを飼育するときの基本的な注意点についてみていきましょう。

鼻の短いパグは熱中症に注意

パグは頭蓋骨の長さに対し鼻の短い短頭種と呼ばれる犬種です。

汗による体温調整が人間ほど上手でない犬は、パンティング(舌を出してハアハアする口呼吸)によって体温をコントロールしています。

ところが小さい鼻や狭い口腔の短頭種の場合、パンティングで熱を逃がすのが苦手です。

そのためパグは暑さに非常に弱く、熱中症のリスクもとても高くなります。

夏の散歩は日中を避けて、涼しい早朝/日の落ちかけている夕方に行うようにしましょう。散歩中は適度に休憩をとり、水分補給を行ってください。

家にいる時も直射日光が当たらないようにしたり、冷房を上手に使って快適に過ごせるよう気を付ける必要があります。

湿度が高いとき、あるいは、まだ体が熱さに慣れていない初夏はあまり高くない温度でも熱中症をおこすことがあるので要注意です。

荒い呼吸が続いている場合は熱中症を疑いましょう。嘔吐や発作などの症状が見られたらすぐに動物病院に連れていってください。

生活面の注意点

実は運動嫌い?!散歩で運動習慣をつけよう

筋肉質のがっしりした体が特徴のパグですが、実は肥満傾向がある犬種です。

パグは運動があまり好きではなく、室内の快適な環境で過ごしたがります。一方で食欲は旺盛。

あの大きな目で見つめながらのおねだりについつい甘くなって食事を与えてしまいがちになりますが、パグの健康を考えれば食事の管理はきっちり行わなくてはなりません。特に年齢が上がるごとに代謝が落ち、太りやすくなります。

肥満になればますます動きづらくなり、足腰への負担も大きくなってしまいます。

日ごろから運動習慣をつけて、肥満を防ぎましょう。

散歩は1日2回、20~30分程度を目安にしてください。

また公園や家の広間などでボール等を使った運動遊びも取り入れていくのもいいですね。

かかりやすい病気・ケガ・治療費用

パグがかかりやすい病気の症状と治療費用をまとめました。

いざというときを考えて、医療費の準備をしておきましょう。

かかりやすい病気 主な症状 治療費用
外耳炎 ・耳の痒み
・耳の痛み
・悪臭
・耳垢が増える
・炎症による腫れ
・耳洗浄
2千~3千円
・点耳薬
2千円未満
※通院日数がかさむと高額になる可能性あり
・手術
3万~7万5千円
パグ脳炎 ・けいれん発作
・旋回運動
・斜顎
・食欲減退
・MRI検査
5~10万円
・投薬
5000円~(1ヶ月)
尿石症 ・血尿
・頻尿
・排尿時の痛み
・尿毒症
・尿検査
1500円
・手術
12万~17万

年齢別の注意点

幼犬期(0~1歳)

外耳炎

外耳炎は鼓膜より外側の部分(外耳)に炎症が起きる病気です。異物、ダニ、細菌、アレルギー、湿気など多様な原因で起こります。

外耳炎はパグのような耳が垂れている犬種で多く発症します。

炎症により、耳の痒みが発生するので、しきりに首を振ったり、後ろ足で耳をかこうとしたりします。

足がうまく耳に届かず、首をかいている場合もあります。

普段から耳の健康状態を観察し、耳が赤かったり悪臭がしたりなど異常を感じたら、早めに獣医師に相談しましょう。

発見が遅れると慢性化してしまうこともあります。

また、飼い主による過剰な耳掃除やシャンプーなどが外耳炎に繋がることもあります。

正しいお手入れ方法を調べ、自信がない時はプロにやり方を相談してみてください。

成犬期(1~7歳)

アレルギー性皮膚炎

特定の物質(アレルゲン)に対する免疫の過剰反応により、皮膚炎が起こる病気です。

アレルゲンとなる物質はハウスダスト、ノミ、ダニ、花粉、牛乳、肉など非常に多様です。

主な症状は耳・脇・股、足の先、目や口の周りなどに起こる皮膚のかゆみです。

アレルギー性皮膚炎の原因が食物にある場合、下痢や外耳炎を伴うこともあります。

治療はアレルゲンの特定から始まり、アレルゲンの除去に加えて免疫抑制剤などの投薬を行っていきます。

アレルゲンの特定には飼い主がパグの日常生活を把握し、正確に獣医師に伝えることがとても重要になります。

パグは皮膚が弱いため、膿皮症やアトピー性皮膚炎などほかの皮膚炎にもかかりやすい犬種です。

日ごろから愛犬の肌には気を配っておきましょう。

高齢期(7歳~)

尿石症

尿石症とは簡単に言えば、尿の経路に結石ができてしまう病気です。

結石は成分によってストラバイト結石、シュウ酸カルシウム結石、シスチン結石、尿酸塩結石などに分類され、発生する原因もそれぞれ違ってきます。

排尿時の痛み、血尿といった排泄におけるトラブルの他、食欲がなくなったり発熱したりといった体全体に症状が現れることもあります。

とくに怖いのが結石が尿道に詰まって尿がでなくなってしまう尿路閉塞です。

これはオスのパグによく見られます。

尿路閉塞が起きた場合は尿が体の中に貯まって膀胱破裂や尿毒症を引き起こす可能性があり、緊急処置が必要になります。

結石ができてもいつも症状が出るわけではないので、飼い主が気が付きにくいまま静かに症状が悪化していくという怖ろしさがあります。

日ごろから水分を十分与え、排尿しやすい環境を整えることが予防につながります。

保険の選び方

保険選びのポイント

パグには様々な病気の危険性があることが分かりました。

突然のケガ、病気に備えて必要な医療費を補償してくれるペット保険への加入を検討してみてはどうでしょうか。

数多くのペット保険から最適なものを選ぶポイントをまとめてみました。

補償範囲の外側を確認しよう

ペット保険には補償の対象外となる部分がいくつかあります。

まずは、免責金額です。

免責金額は飼い主が自分で負担しなければならない保険の金額です。

だいたい免責金額が大きい(自己負担が多い)プランほど保険料は安くなる傾向にありますが、その分、保険金が貰えないケースも多くなります。

次に、保険の開始期間です。

人間の医療保険と同じくペット保険にも待期期間があり、待期期間中の病気は補償されないことがあります。

最後に、補償外となる病気やケガの範囲です。

予防注射で予防できる病気や、自然災害によるもの、飼い主の過失や故意によるケガを補償対象外にしている会社は多いです。

中には治療費や発症率が高い病気を補償対象外にしているペット保険会社もあります。

免責金額や補償外の病気などは各ペット保険会社のサイト内で確認することができます。

ペット保険に加入するときは、プランの補償内容だけでなく、補償外範囲の比較も怠らないようにしましょう。

保険金が請求しやすい会社を選ぶ

病気やケガで保険金を請求する手続き方法は各ペット保険会社によって変わります。

よくあるパターンが一度動物病院の窓口で飼い主が料金を支払い、その後ペット保険会社に保険金の請求手続きをするというもの。

請求内容が認められると会社から保険金が支払われます。

請求手続きが分かりやすいか、どのぐらいで保険料が振り込まれるかなどを比較してみてください。

また、動物病院で保険証を見せれば、窓口で医療費が割引されるというペット保険もあります。

かかりつけの動物病院がどのペット保険に対応しているかどうかも確認してみましょう。

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