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ミニチュア・シュナウザーに多い
病気やケガは?

ミニチュア・シュナウザーの写真

ミニチュア・シュナウザーの
特徴・遺伝性疾患

身体的特徴

ミニチュア・シュナウザーはドイツ産の小型犬です。

「シュナウザー」はドイツ語で「口ひげ」の意味。

その名の通り、長く伸びた口ひげと眉毛がこの犬種のトレードマークです。

外見から一見お年寄りのように見えますが、中身は活発で元気な甘えん坊です。

かつては番犬として重宝されたスタンダード・シュナウザーを祖先に持ち、とても勇敢な性格をしていますが、一方で向う見ずに攻撃を仕掛ける一面も持ち合わせています。

遺伝性疾患

ミニチュア・シュナウザーの遺伝的な要因による疾患には次のようなものがあります。子犬のころから万が一に備え、かかりつけの動物病院は早めに見つけておきましょう。

進行性網膜萎縮症(PRA)

脊髄の神経細胞に異常が起こり、脊髄の機能が徐々に侵されていく病気です。

進行性網膜萎縮症(PRA)は、目から入る光を脳に伝える網膜が変性してしまう病気です。

進行性の病気で、最初は暗い場所で物が見えなくなり、徐々に視力が奪われていき、最後には失明してしまいます。

この病気には親犬から一定の確率で伝わる変異遺伝子が関係しているといわれています。

地面をしきりに嗅いでいたり、暗い場所でふらつくような動きが見られたら、PRAの可能性があります。

また目玉がキラキラしてビー玉のように見えたら要注意です。

先天性筋緊張症

筋骨格の遺伝子異常が原因でおこる病気です。

この病気にかかると、筋肉が収縮した後弛緩するのに時間がかかり、次の動作に移行するのが難しくなります。

具体的な症状としては、歩き方がおかしい、転倒する、立ち上がれないなどの運動障害があげられます。

また、この病気では全身の骨格筋が肥大するため、気道が肥大した筋肉により狭められて、食べ物をうまく呑み込めない嚥下障害が起きることもあります。

生後数か月で症状が現れるようになりますが、生後6か月から12か月で安定した状態になることが多いです。

内科治療で症状を緩和させることもできますので、子犬の時からかかりつけの動物病院を見つけておくと良いでしょう。

飼育時に
気をつけたいポイント

飼育時に気をつける事

まずは、ミニチュア・シュナウザーを飼育するときの基本的な注意点についてみていきましょう。

攻撃的な性格をコントロールできるようトレーニングしよう

ミニチュア・シュナウザーはとても機敏で活発な明るい犬です。

家族に対しては愛情深いですが、一度警戒心を示すと、執拗にほえたり噛みついたりびっくりするほど攻撃的な態度を示すことがあります。

番犬の系譜をひいている犬種なので、警戒心が高く、刺激に対する感度が高いのです。

特に小さな子供のいる家では注意が必要です。

家族に対しては忠実でよく従うので、子犬のうちから攻撃性をコントロールし、吠え癖が付かないよう愛情を持ってしっかりしつけを行いましょう。

生活面の注意点

食べることが大好きなので、肥満と誤飲には注意

ミニチュア・シュナウザーは食べ物が大好きな食いしん坊です。

しかし、一方で太りやすい体質でもあるので、体重管理には気を付けたいところです。

食事の量が適切かどうかは便の硬さを見ると分かります。

柔らかすぎる場合は多すぎ、コロコロの硬すぎる便の場合は少ないと判断することができます。

また尿結石ができやすい犬種であるミニチュア・シュナウザーには、食事とともに水分をたっぷり与えることも重要です。

ウェットフードも水分摂取を促してくれます。

何でも食べたがるミニチュア・シュナウザーなので、食べ物のにおいが付いたゴミを誤飲してしまうこともあります。

食後のゴミは、ミニチュア・シュナウザーの手が届かないところにしっかり隔離してください。

活動的なミニチュア・シュナウザーにはたくさん運動をさせてあげよう

小型犬のミニチュア・シュナウザーですが、大変活動的で体を動かすのが大好きです。

毎日30分程度を目安に散歩をさせてあげましょう。

時間があるときは、安全な広場やドッグランに連れていってあげて、ノーリードで思う存分駆け回らせてあげるとよいでしょう。

余計な警戒心を取り除くためにも、他の犬と交流し、慣れることができる散歩は大切な時間です。

またミニチュア・シュナウザーは食いしん坊なので、運動量を増やすことで肥満を防ぐこともできます。

かかりやすい病気・ケガ・治療費用

ミニチュア・シュナウザーがかかりやすい病気の症状と治療費用をまとめました。

いざというときを考えて、医療費の準備をしておきましょう。

かかりやすい病気 主な症状 治療費用
外耳炎 ・耳の痒み
・耳の痛み
・悪臭
・耳垢が増える
・炎症による腫れ
・耳洗浄
2千~3千円
・点耳薬
2千円未満
※通院日数がかさむと高額になる可能性あり
・手術
3万~7万5千円
尿石症 ・血尿
・頻尿
・排尿時の痛み
・尿毒症
・尿検査
1500円
・手術
12万~17万
僧帽弁閉鎖不全症(MR) ・呼吸困難
・チアノーゼ
・失神
・食欲減退
・咳
・投薬
月間1~2万円程度
・手術費用
100~150万円程度

年齢別の注意点

幼犬期(0~1歳)

外耳炎

外耳炎は外耳(鼓膜の外側)の皮膚が炎症を起こす病気です。

外耳炎の原因は様々で、耳ダニなどの寄生虫によるもの、細菌や真菌の感染によるもの、アレルギーによるものなどがあります。

炎症が起こると耳の中がかゆくなるので、しきりに頭を振ったり、後ろ足で耳の後ろや耳をかこうとします。

また、症状が悪化すると耳の中がただれてしまい、症状が慢性化してしまうことがあります。

早期発見には普段から耳の中の様子に気を配ることが大切です。

変なにおいがしたり耳垢の量が増加したように感じたら、動物病院に行ってください。

また、外耳炎は無理な耳掃除やシャンプーが引き金になっておこることがあります。

入浴させるときは、耳の中に水やシャンプーが入らないように注意しましょう。

耳のお手入れに迷いがあるときは、自己流ですすめるのではなく、動物病院などに相談して正しいやり方を教えてもらうことをおすすめします。

成犬期(1~7歳)

尿石症

結石症とは、腎臓や膀胱など尿の通り道に結石ができてしまう病気です。

ミニチュア・シュナウザーでは成犬期から高齢期にかけて多く症例が見られます。
結石と一口に言っても、成分によってストラバイト結石・シュウ酸カルシウム結石等様々な呼び方をされ、できる原因もそれぞれ違ってきます。

犬種によってどの結石ができやすいかは変わってくるのですが、シュナウザーの場合、ストラバイト結石・シュウ酸カルシウム結石ともに症例が多く、注意を要する犬種と言われています。
尿石症のよくみられる症状としては血尿や頻尿、少量の尿をいろいろな場所に分けて排出する行為などです。

食欲が無くなることもあります。

この病気で特に怖いのは、尿道や尿管に結石が詰まってしまうことです。

全く尿を排出できなくなるので、本来尿の形で体の外に排出されるはずの毒素が体の中に回ってしまう上、膀胱破裂の危険性もあります。

尿が出なくなったら早急に動物病院に連れていきましょう。

高齢期(7歳~)

僧帽弁閉鎖不全症(MR)

ミニチュア・シュナウザーのような小型の犬種が高齢になったとき、注意しなければならないのが僧帽弁閉鎖不全症です。
通常、心臓は左心房から左心室に向かって血液を送り出しています。

左心房と左心室の間には僧帽弁とよばれる扉のような器官があり、血液の流れに沿って開いたり閉じたりしています。
しかし、犬が年をとり、左心房から左心室へ血液が流れる時だけ開いていた僧帽弁の機能が壊れてしまうことがあります。

すると、血液が心臓内で逆流してきます。

これが僧帽弁閉鎖不全症です。心臓が血液を正常に送り出すことができないため、運動を嫌がったり、運動後に息切れするようになります。

病気が進行すると、肺に液体がたまる肺水腫状態になり、呼吸困難をおこしたり、舌が紫色になるチアノーゼが見られるようになります。

急性型の場合は突然呼吸ができなくなり、数時間で死亡してしまうケースもあります。

初期症状はなく、外見からは発見が難しい病気ではありますが、早期発見をすることで進行を遅らせる投薬治療などを行うことができます。

かかりつけの動物病院で定期的な健康診断を欠かさないようにしましょう。

保険の選び方

保険選びのポイント

ミニチュア・シュナウザーには様々な病気リスクが存在することが分かりました。

万が一、病気やケガをしてしまったとき必要な治療費を補償してくれるペット保険に加入しておくと安心ですね。

ペット保険には様々な種類があります。

補償内容の検討に加えて、ペット保険選びで重視したいポイントについてみてみましょう。

保険金請求のしやすさ

保険金をどのように請求するのかは各ペット保険会社によって違います。

基本的には一度動物病院の窓口で飼い主が治療費を支払い、ペット保険会社に保険金を請求。請求内容が認められると保険会社から保険金が支払われるという仕組みをとります。

請求書は手に入りやすいか、保険金を受け取るまでかかる日数は短いかなど保険金が実際に支払われるまでのステップを比較のポイントにしてください。

また、提携している動物病院で保険証を見せれば、人間の健康保険証のようにその場で保険料が割引されるペット保険もあります。

かかりつけの動物病院がどのようなペット保険と提携しているかも確認してみましょう。

年齢別の保険料を確認しよう

ペット保険は1回加入すればペットが生きている間ずっと払い続けるものです。

大きな負担のない範囲で保険料の支払いができるものを選びましょう。

ペット保険の多くは年齢とともに保険料が上がっていきます。

0歳で加入する場合と、7歳で加入する場合とでは保険料がかなり違います。

現段階では保険料が安くても、将来的に支払いができないほど保険料が膨らんでしまっては意味がありません。

各ペット保険会社のサイトには年齢・犬種別の保険料無料見積ツールや保険料一覧表が用意されています。

これらを上手に使って、ペット保険会社と各種プランの比較を行ってください。

また持病があったり、年齢が高すぎる場合は加入できないペット保険もあります。

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