活発で遊びがいのある犬種です。具体的にどんな人に向いているのでしょうか?飼育環境はどのようなものにすればいいのかも見てみましょう。
確かにシュナウザーはイメージ通り頑固なこが多く、我が強い場合が多いです。というのも、もともとネズミハンティングをしていました。大きめのネズミが怒り狂って襲ってきても動じない勇敢さと、とった獲物を離さない粘り強さを持っています。
また、知能が小学生並みのものであるともいわれています。非常に賢く意思も強いため頑固であるといわれます。
何かを嫌がったからと言って、怖気づいて手入れなどを途中でやめてしまうと「なんだ、この人はこうすれば嫌なことをすぐやめてくれるのか」と、覚えられてしまいます。
これは嫌なことではないということを教えること。犬が苦痛を感じない仕方で日々の手入れなどをきちんとできる人。犬の都合に合わせて中途半端で終わらせないことなど、基本的なことをきちんとできる人でないと飼うのは大変でしょう。
適当にこれくらいでいいか・・・。と言っていると大変なことになります。
一見こわもてな感じもしますが、非常に人が好きで甘えん坊です。結構寂しがりやな面もあるので、いっぱい遊んであげることのできる家庭がいいでしょう。
ダミーと呼ばれる獲物に見立てたおもちゃなどが大好きですし、教えれば様々なことを覚えてくれます。
遊びのバリエーションを増やして、楽しみましょう。子供と遊ぶのも得意です。子供のいる家庭でも安心です。
ミニチュアシュナウザーの病気で多いのは尿路結晶です。これは日々の生活で防ぐことがいくらか可能です。結晶ができないように、水分をきちんと飲ませましょう。
飲水量が少なく、尿の濃度が濃いと結晶化しやすいです。また、体にいいだろうとミネラルウォーターを与えていると結晶ができてしまいます。
人にいいものであっても、犬にはよくないというものがたくさんあります。思い込みでいろいろ与えないように注意しましょう。
そのほかなりやすい病気として、目の病気があります。防ぐことは無理でも進行を遅らせたりできるので、早めに気が付くことが大切です。瞳が白っぽくなっていないか。いつもなら反応するおもちゃの動きに追いつけているかなど、普段と違うことはないかよく観察しましょう。
排尿回数や飲水量が増えた場合は、糖尿病かもしれません。食事や運動など日々の生活でいくらか変えなくてはならないところが出てきます。早めに気が付き、新しい生活習慣になれるよう心がけましょう。
急激な食欲低下や嘔吐などの場合は、消化器系の病気の可能性があります。速やかな手術が必要な場合があるので、様子を見るのではなくすぐに病院へ連れていきましょう。
病気やしつけなど気おつけるべきポイントは多いかもしれません。しかし、一緒に過ごせば過ごすほど新しい一面を見せてくれます。ともに過ごすパートナーとしてミニチュアシュナウザーはとても魅力的な犬種だと思います。
CONTENTS提供
株式会社ネコ・パブリッシング
「I Love シュナウザー2」
【迎える前までに用意しておきたいもの】
何よりも第一に、犬を家族の一員として迎える心構えが必要。事前に家族とよく話し合っておこう。そしてサークル、ベッド、トイレをセットして安心して休める場所、いわゆる「ハウス」を用意し、トイレと寝場所の区別をつけやすいようベッドは箱型など段差のあるものが良いだろう。食器や水を飲む器、ドッグフードなども用意し、清潔な環境を整える。新しい環境に慣れさせるため、入手先で使っていたおもちゃなどがあればもらってくるのも方法だ。当日は気候を考えて準備をし、暑さや寒さには十分配慮して。
【慣れるまでは干渉しない】
子犬は環境の変化に弱いので新しい環境に慣れるまでは、フードは出来るだけ入手先で食べていたものと同じもので同じ量を。急にフードが変わると胃腸障害を起こすこともある。緊張や不安であまり食欲がない場合は、整腸剤を併用するのも良い。 ---中略--- 睡眠をたっぷりとることが十分な発育を促すので、人の出入りが頻繁ではない場所にサークルを置き、落ち着ける環境を作ってあげよう。可愛いからといって家族が代わる代わるのぞき込んで睡眠の邪魔をしないように。
【ワクチン接種と健康診断】
生後間もない時期での伝染病予防のワクチン接種は通常3回受ける。初回は生後6~8週目あたりに受け、その後1ヶ月程度あけて2回目、3回目と受けるが、迎え入れる状況や地域性にもよる。ワクチン接種の証明書(どんな種類のワクチンかも確認)を入手先からもらい、回数や種類は獣医師に相談するのが良い。動物病院に連れていくのは、迎えて1週間ほど経ち、新しい環境や飼い主に慣れてからに。同時に初回の健康診断もうけよう。心臓に雑音がないかどうか、聴診器でチェックしてもらうと安心だ。
取扱保険会社