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【ミックス猫に多い病気や怪我は?】
ペット保険加入の本当の必要性

【ミックス猫に多い病気や怪我は?】ペット保険加入の本当の必要性の写真

ミックス猫(雑種)を飼い始めたばかりでは分からないことが多いですが、猫のことをしっかり知ることは飼う責任になります。

ミックス猫がかかりやすい病気や大体の治療費、病気を予防するにはどうすればいいか、などをご紹介します。

ミックス猫の特徴

身体的特徴

ミックス猫は2つの品種の猫が掛け合わされているので、両親の良いところを受け継ぎます。

そのため、身体的に丈夫な猫が生まれてきやすくなります。

純血の猫に比べてミックス猫の方が長生きすることが分かっており、病気にもなりにくいことが特徴です。

ただし、両親が病気にかかりやすい猫だった場合などはその特徴を受け継いでしまっている場合もあるので安心し切ってしまうことは避けた方がいいでしょう。

精神的特徴

ミックス猫は様々な血が混ざっている猫なので、性格を一概に言うことはできません。

もし両親の品種が分かるのであれば、その品種の代表的な性格などを調べて、おおよその予想を立ててみることをおすすめします。

ミックス猫のかかりやすい病気と治療費

※以下でご紹介する治療費は目安の価格となります。

慢性腎臓病 60,000円〜

消化器疾患は猫がかかりやすい代表的な病気の一つです。

急性胃腸炎や大腸炎、下痢・便秘、小腸吸収不良など様々な種類があります。

胃と腸に痛みを感じ、合併症も引き起こす危険性があります。

症状としては、嘔吐や下痢・便秘、衰弱などに表れやすいので気づくことができる場合が多いですが注意が必要です。

治療費が高いものが多いのも特徴です。

皮膚炎 8,000円〜

皮膚炎は犬に比べると少ないですが、猫の皮膚炎が珍しいわけではありません。

皮膚が赤くなっていたり、脱毛がある箇所、フケや皮膚の匂いなどを注意深く見ておく必要があります。

寄生虫やストレスなどによって引き起こすこともあります。

そのため、猫が家の中でよくいる場所などを清潔に保つことが大切です。

不衛生な場所に居続けると体調不良を起こします。

猫は毛で皮膚が覆われているので皮膚の不調に気づくことが難しいですが、ブラッシングをよくしてあげることも防ぐ第一歩になります。

頻尿器 7,000円〜

主に膀胱炎などの病気はかかりやすいものと言われています。

膀胱炎になると、尿が出切ることが難しくなり、残尿感からトイレに行く回数が多くなります。

オシッコの回数が増えたが尿の量が少ない場合などは一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。

また、血尿が出た場合も尿路結石の可能性があります。

尿路結石の場合は、薬での治療になりキャットフードも病院から指定されたものを使い、その他に薬を飲むことで治ります。

通院や薬代なども意外と高い場合があります。

その他の治療費の目安

点滴での水分補給 3,000円〜

歯肉炎の注射 15,000円〜

生活面の注意点

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異物摂取

これは特に子猫期に見られやすいものですが、誤って小さなオモチャなどを飲み込んでしまうことがあります。

飲んだものがうまく排出されればまだいいですが、排出されずに胃の中に残ってしまうこともあります。

そうなれば、お腹を切って摘出しなくてはなりません。大掛かりな手術になるのでその分医療費もかかります。

まだ安定していない子猫の場合は特に注意深く見ておく必要があります。

糸状のものやティッシュやペットボトルのキャップなど小さなものをそのままにしておかないなど、飼い主側が管理できることなので怠らないようにしてください。

ライフステージに合わせた食事

キャットフードには、様々な種類がありますがパッケージに「〇〇歳〜〇〇歳」と年齢が書かれているものがあります。

これは猫の成長段階に合わせて作ってあるものなので、該当するものを選びましょう。

また選ぶ際には総合栄養食という必要な栄養素が全てバランス良く含まれているものを主食として与えてあげることが必要です。

誤った食事の与え方や、量を体重に合わせていなかったりすると体調を壊してしまうだけでなく病気にかかってしまうこともあります。

食事には特に注意が必要です。

こまめなブラッシング

猫をブラッシングしてあげることで、様々な効果があります。

身体的効果として、不要な毛を取り除いてあげることで毛繕い時の毛を飲み込む量が減り、毛球症(体内で毛が毛球となってしまい排出できなくなってしまう症状)を防ぐことができます。

また、精神的効果としてブラッシングは猫をリラックスさせてあげることができます。

ブラッシングが嫌いな猫は少なく、大体の場合は喉をゴロゴロ鳴らして喜んでくれます。

飼い主からの愛情が伝わり安心感を感じます。

子猫期には特に注意が必要

子猫期(0-1歳)のミックス猫を飼う際には特に注意が必要です。

本来は外で暮らす野生の猫を室内で飼うことになるので、猫にとっては慣れない環境でストレスになり、それが原因で病気を起こしてしまうこともあります。

嘔吐・下痢

子猫期では、まだ胃腸の働きが大人の猫に比べてまだ発達していません。

そのため消化不良を起こしたり、内部寄生虫などに体内を壊されてしまうことも少なくありません。

気候の変化や環境の変化などに敏感で、それが体調に反映されるので常に観察が必要になります。

嘔吐や下痢などは人間でも起こりうることなので、「時間が経てば治るだろう」とたかを括っていると他の合併症を引き起こすこともあります。

子猫は、体が発達していないので万が一病気にかかれば衰弱するスピードも早いです。

早めに病院で診てもらうことをおすすめします。

猫伝染性腹膜炎(FIP)

「猫コロナウイルス」という弱毒性のウイルスをほとんどの猫が持ち合わせています。

これ自体は大した悪さはしませんが、猫コロナウイルスが変異することによって猫伝染性腹膜炎(FIP)を引き起こします。

猫の天敵の病気であり、かかってしまうと平均生存期間は9日程度だと言われています。

効果的な治療法もありません。

免疫力の低下からかかってしまう病気で、特に子猫期に見られる病気なので、飼い始めたばかりは特に健康状態に注意しましょう。

保険選びのポイント

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ミックス猫は純血猫に比べると体が強く病気にかかりづらいことが特徴です。

しかしながら、病気にかかりづらいということは安心ということではありません。

いつどんな怪我や病気をするか分かりません。

ペット保険は急な大きな出費を抑えることができます。

前述の目安の治療費はもっと高くなる場合も大いにあります。

治療費だけでなく通院もしなければならない場合はその分上乗せされます。

「お金が払えないから治療できない」という状況は猫にとってはとても酷なことです。

ペット保険にも様々な補償内容がありますが、補償限度額が多いものを選ぶことに越したことはありません。

月々の保険料はその分高くなりますが、治療を諦めるということにならないようにしましょう。

ペットの年齢が若ければ若いほど、加入が早ければ早いほど保険の効果はあります。

加入を悩まれている飼い主の方は是非この機会にペット保険の加入を強くおすすめします。

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