【獣医師監修】犬の歯磨き習慣について150人に調査!正しいデンタルケア方法も解説

【獣医師監修】犬の歯磨き習慣について150人に調査!正しいデンタルケア方法も解説

この記事をまとめると

犬の歯磨きの重要性と習慣化の工夫を解説。ポイントは以下の4つ。

  • 歯周病は全身の健康に影響し、予防が極めて重要である
  • 飼い主の約4割が歯磨きをほとんど行っていない現状
  • 嫌がる犬には段階的なステップでの慣らしが効果的
  • 子犬のうちから習慣化すればケアがしやすくなる

要約

犬の歯磨きは歯周病や全身疾患を防ぐ大切なケアである。

調査では多くの飼い主が十分に実施できておらず、段階的なトレーニングが習慣化に有効。日々のケアが健康維持と負担軽減につながる。

犬の歯磨きはなぜ大切?

人間と違って、犬は自分で歯磨きができません。
唾液に多少の自浄作用があるものの、ケアを全く行わないと1歳くらいの若さでも歯周病になるといわれています。

歯磨きは、歯周病を防ぐことで歯の健康を守り、全身疾患を防ぐために必要不可欠なケアだといえるでしょう。

歯周病の原因は、歯にたまった歯垢や歯石です。

食事をすると歯の表面にペリクルという薄い皮膜が形成され、歯垢はこのペリクルに細菌が付着して繁殖したものです。
歯垢に唾液中のミネラルが付着したものが歯石です。歯垢は柔らかいためブラッシングで簡単に取れますが、歯石は固いためブラッシングでは落ちません。

犬は人の3倍~5倍くらい早く歯石になりやすく、3~5日ほどで歯垢から歯石になるといわれています。

犬の歯周病が及ぼす影響

歯周病は、単に歯が汚いという見かけの問題や口の中だけの問題にとどまらず、心疾患や内臓疾患、敗血症など全身に影響を及ぼすという報告があります。
歯周病が進行すると、歯の痛みのために食事がしっかりとれず体重が減少したり、日々歯に付着した歯周病菌を飲み込むことで慢性的な下痢が続いたりするケースもあります。

歯磨きをしないと起こりやすい症状

歯磨きをしないと起こりうる症状は以下の通りです。

  • ・口臭がする
  • ・よだれが多くなる
  • ・口の周りを前足で気にすることが増えた
  • ・頭をよく振っている
  • ・柔らかい食べ物ばかりを好み、硬いものは食べない
  • ・食事中に口から食べ物をこぼすことが増えた
  • ・食事に時間がかかる
  • ・栄養が十分取れず痩せてくる
  • ・目の下あたりから膿がでてくる

このような症状が見られたら、既に歯周病が進行している可能性があり、このまま放置すると健康状態が悪化する原因になります。

特に歯の痛みは愛犬の生活の質を著しく下げてしまうため、口臭が気になり始めた時点で早めに動物病院を受診することが重要です。

150人にアンケート!犬の歯磨き習慣の実態調査

2025年9月に、犬を飼っている方150人を対象に犬の歯磨き習慣について以下の5つの質問に回答していただくアンケート調査を実施しました。

  1. Q1 犬の歯磨きをどのくらいの頻度でしていますか?
  2. Q2 犬の歯磨き関連にかけている月間支出はどの程度ですか?
  3. Q3 犬の歯磨きをしない/できない理由は何ですか?
  4. Q4 犬の歯磨きを行う主な目的は何ですか?
  5. Q5 今後、犬の歯磨きに関する支出をどう考えていますか?

アンケートの結果を踏まえて解説致します。

犬の歯磨きをどのくらいの頻度でしていますか?

犬の歯磨き頻度に関する調査結果グラフ。毎日22.67%、週に数回22%、月に数回18%、ほとんどしていない24%、全くしていない13.33%

約23%の飼い主さまが「毎日している」、ほぼ同数の飼い主さまが「週に数回している」と回答し、「ほとんどしていない」「全くしていない」という飼い主さまが約37%という結果でした。
歯磨きは毎日が理想ですが、歯に付着した歯垢が硬い歯石になる前にケアする、という意味で週に数回でも効果があるといわれています。

この結果から、約半数の飼い主さまが愛犬との歯磨き習慣ができている一方で、ケアに苦戦している飼い主さまも相当数いらっしゃるという状況が想像されます。

犬の歯磨き関連にかけている月間支出はどの程度ですか?

犬の歯磨き関連の月間支出額調査グラフ。支出なし30%、500円未満21.33%、500円から1000円未満24.67%、1000円から3000円未満15.33%、3000円から5000円未満6%、5000円以上2.67%

「支出なし」が30%、「500円未満」が約21%と約半数の飼い主さまがケアの費用をほとんどかけていない一方で、500円~1000円未満が25%、1000円以上ケアにお金をかけている方が約24%となりました。

犬の歯磨きをしない/できない理由は何ですか?

犬の歯磨きをしない理由の調査結果グラフ。犬が嫌がるから55%、必要性を感じていないから30%、時間が取れないから5%、歯磨きグッズのコストが高いから0%、その他15%

「犬の歯磨きを全くしていない」と回答した飼い主さまにその理由を回答していただいたところ、最も多かった理由は、「犬が嫌がるから」という回答で55%、次に「必要性を感じていないから」が30%、他には「時間が取れないから」などの回答がありました。

愛犬が嫌がってケアができない場合は、今後のためにも無理強いは禁物です。
動物病院を受診して口腔内のチェックをしてもらうと共に、ご自身と愛犬にあったケアの方法についてアドバイスをしてもらうとよいでしょう。

犬の歯磨きを行う主な目的は何ですか?

犬の歯磨きを行う主な目的の調査結果グラフ。口臭予防54.62%、歯周病予防(医療費削減のため)73.85%、健康寿命を延ばすため63.85%、見た目の清潔感25.38%、その他1.54%

最も多かった回答は、「歯周病予防(医療費削減のため)」で74%、次に「健康寿命を延ばすため」「口臭予防」という内容でした。

歯磨きの目的は、口腔内のみならず全身疾患に関与する歯周病を防ぐことです。
この結果から、「歯周病を防いで病気に注意する」という目的意識をもって愛犬のケアをしている飼い主さまが多いといえるでしょう。

今後、犬の歯磨きに関する支出をどう考えていますか?

犬の歯磨きに関する今後の支出意向調査グラフ。増やしたい31.33%、変わらない53.33%、減らしたい2.67%、わからない13.33%

約半数の54%の飼い主さまが「変わらない」と回答し、「増やしたい」と答えた方が約31%という結果となりました。

以上の5つのアンケートの結果から考察されるのは、目的意識をもって歯磨きを習慣にしている方もいらっしゃる一方で、口腔内のケアが愛犬の健康を守ることをある程度理解しているものの、様々な理由で歯磨きがうまくできていないという飼い主さまも多いということです。

犬が歯磨きを嫌がる理由と飼い主の悩み

愛犬が歯磨きを嫌がるという理由は、デンタルケアの習慣がなくて嫌がるケースと、すでに歯周病で歯や歯茎にトラブルがあって痛みのために嫌がるケースという2つの原因があります。

デンタルケアの習慣がなくて嫌がるケース

歯磨きを全くしたことがない犬に、いきなり歯磨きをしようとしても嫌がってうまくいかないことがほとんどで、二度と口の周りを触らせてくれなくなる犬もいます。
後述する「ステップトレーニング」でケアの準備段階に時間をかけ、さらに実際にケアを始める際にも時間をかけて徐々に慣らしていきましょう。

生後3か月くらいからしつけの一環としてスタートすると習慣化しやすいのでおすすめです。

うまくいかない場合は、動物病院で実際のケアのやり方についてアドバイスしてもらいましょう。
犬が嫌がらない口の持ち方や歯磨きのやり方など、手技を確認してもらうとより安心です。

歯周病で歯や歯茎にトラブルがあって痛みのために嫌がるケース

3歳以上の犬の約80%に歯周病がみられるというデータがあり、若い犬でも発症リスクはゼロではありません。

また、口が小さい割には歯がしっかり生えているトイプードルやパピヨン、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬、パグや狆(ちん)などの短頭種は歯石がたまりやすく歯周病になりやすい犬種といえるでしょう。

口臭が強くなったり、口を触っただけでも嫌がったりする場合は、セルフケアの前に治療が必要です。
早めに動物病院で診察を受けて治療をしてから、ご自宅でのケアをスタートしましょう。

犬の歯磨きを習慣化する工夫と対策

成犬になってから急に始めようとしても難しいため、子犬の頃からデンタルケアを始めて少なくとも1歳になるまでに習慣化するのがおすすめです。
愛犬が1歳以上の場合は、以下の「少しずつ慣らすステップトレーニング」を愛犬のペースに合わせてゆっくり進めていきましょう。

繰り返しになりますが、歯周病により歯茎が腫れている場合や出血している部分がある場合には、痛みがあり触られると痛がって以後のデンタルケアの習慣が作れなくなる可能性があります。
既に歯周病がある場合は、動物病院で治療を行ったあとでケアを開始することが大切です。

少しずつ慣らすステップトレーニング

いきなり歯磨きをしようとしてもなかなかうまくいかないことが多いため、少しずつ慣らしていくステップトレーニングからはじめましょう。

  1. STEP 1 口の周りを触る

    口の周りを何となく触る、撫でるという方法です。
    前もって小さく切ったおやつなどを用意しておいて、うまくできたら褒めてご褒美を与えます。

  2. STEP 2 口の周りをつかむ

    口を開けずに口の周りを1~2秒の短い間、軽くつかむ練習をします。

  3. STEP 3 歯や歯茎に触る

    上唇をめくり、指の腹で1~2秒間軽く歯を触る練習です。

  4. STEP 4 指を口の中に入れる

    最初は1~2秒、徐々に時間を長くしていきます。
    液状のおやつや愛犬の好みの味のデンタルジェルを塗って慣らしていくのもおすすめです。

  5. STEP 5 ガーゼや歯磨きシートを巻いた指を口の中に入れる

    上から鼻先をつかみながらガーゼや歯磨きシートを巻いた指を唇の端から滑らせるようにして入れると大きく口をあけなくても入れられます。
    ガーゼや歯磨きシートを飲み込んでしまう犬もいるので誤飲には十分注意し、デンタルグローブなどを活用するとよいでしょう。

  6. STEP 6 ガーゼや歯磨きシートを巻いた指で歯を軽くこする

    ガーゼや歯磨きシートを巻いた指で歯を軽くこすります。
    最初は磨きやすい前歯(切歯)から始め、少しずつ奥歯の方に移動していきましょう。

歯磨きシート・ガーゼ・おもちゃを活用

歯のケアは、歯ブラシで歯と歯茎の間の溝をきれいにするのが理想です。
しかし、歯ブラシを嫌がる犬の場合は、歯磨きシートやガーゼ、おもちゃ(デンタルロープなど)を活用すると嫌がらず上手にできる場合もあります。

お家でのケアは、何より継続することが大切です。愛犬にあった方法で予防していきましょう。

ご褒美や声かけで習慣化する工夫

前述のステップは、うまくできたらその都度ご褒美を与えて、よく褒めてあげると効果的です。

お散歩のあとや食事のあとのリラックスタイムに行う、嫌がったら無理に続けずその場でやめる、デンタルケアのご褒美用に特別なおやつを用意するなど、ケアそのものが飼い主さまと愛犬の毎日の楽しい習慣になるように工夫しましょう。

【獣医師が教える】犬の歯磨きの正しい方法

歯ブラシの選び方(サイズ・ブラシの硬さ)

歯ブラシのヘッドのサイズや歯ブラシの長さは、犬の口の大きさに合わせたものを選びましょう。

基本的にはヘッドは小さめ、ブラシの硬さは毛がやわらかめのものがおすすめです。
柄が長い普通の歯ブラシ以外には指サックに歯ブラシがついているタイプもあるので、いろいろ試して飼い主さまが磨きやすく愛犬が受け入れやすいものを選びましょう。

犬専用歯磨き粉を使う理由

犬は歯磨き粉を吐き出すことができないため、犬が飲み込んでも安全な成分で作られている専用の歯磨き粉を使用する必要があります。

なお、歯磨きの際に歯磨き粉を使用せずに歯ブラシを濡らしながらケアをしても問題ありませんが、犬が好む風味がつけられているものや安全かつ口臭を抑える効果がある成分が配合されているものを選ぶと歯磨き習慣が継続しやすいと思います。

効果的な歯磨きの手順と注意点

歯ブラシを使った歯磨きの手順と注意点について解説します。

効果的な歯磨きの手順

  1. 手順1 前歯の外側など磨きやすい場所からはじめる

    犬の口を軽く押さえて上唇をめくり、歯ブラシに水や犬用の歯磨き粉をつけて少しずつ磨いていきましょう。

  2. 手順2 奥歯へと歯磨きを進める

    上あごを押さえている手の指で上唇をめくり、徐々に奥歯へと歯磨きを進めます。
    上あごの第4前臼歯は特に汚れやすく歯石がつきやすいので念入りに磨きましょう。

    犬の上あごの第4前臼歯の場所を示した写真
  3. 手順3 歯の裏側を磨くために口を開け、上の歯の裏側を磨く

    一方の手の人差し指と親指で犬歯の後ろ側を皮膚ごとつまむと、口を開けさせやすくなります。
    上あごをつかんでいる手を軽く持ち上げつつ、歯ブラシを持っている手で下あごを押さえながら上の歯の裏側を磨きます。
    歯の裏側も外側と同様に前歯から奥歯へと進めていくとよいでしょう。

  4. 手順4 下の歯の裏側を磨く

    上の歯の裏側が終わったら、下の歯の裏側も前歯から奥歯へと徐々に進めて磨いていきましょう。
    下あごの第1後臼歯は磨きにくく外側と裏側の磨き残しがあるので注意しましょう。

    犬の下あごの第1後臼歯の場所を示した写真

歯磨きの注意点

無理強いは禁物です。嫌がったらいったんやめて、3日以内ですべての歯を磨くことを目標にしましょう。
歯肉が後退するくらい磨きすぎないように、力を抜いてブラッシングするとよいでしょう。

歯磨き以外のデンタルケア方法

毎日歯磨きをして歯と歯茎の間の汚れをきれいにするのが、デンタルケアとしては最も効果的ですが、歯磨き以外にもデンタルケアの方法はあります。

デンタルガムやサプリメント

歯磨きがどうしてもうまくいかない場合や、歯磨きの補助としてデンタルガムやサプリメントを活用する方法もあります。
ただし、デンタルガムやサプリメントはメインのケアではなく補助的に使用すると考えましょう。

デンタルガムを与える際に注意する点は、

  • ・硬すぎるものは歯が割れる原因になるため、ある程度しなるくらいの硬さのものを選ぶ
  • ・丸のみして食道に詰まる可能性があるので大きさに注意し、飼い主さまの目の前で与える
  • ・デンタルガムは意外にカロリーが高いため、量を決めて与える

の3点です。

サプリメントは、口腔内の環境を整える意味で効果が期待できる製品がおすすめです。
それ以外にも、噛むことで歯の表面についた汚れや歯垢を除去する療法食も販売されているので、動物病院で相談してみるとよいでしょう。

動物病院でのスケーリング

既に付着してしまった歯石は、普段のセルフケアでは除去できません。

動物病院での治療は、全身麻酔をかけて歯石をきれいに取り除いて表面を磨いたり、歯と歯茎の間の歯肉ポケットと呼ばれる部分を洗浄してきれいにしたりする処置を行います。
重度の歯周病により歯根周囲の組織にまで炎症が広がっている場合は、抜歯を行う場合も少なくありません。

なお、無麻酔での歯石取りは犬に過度なストレスをかけるだけでなく、治療に必要な処置ができないのでおすすめしません。

犬のデンタルケアに備えるペット保険の選び方

ペットには、人間の健康保険のような公的な保証制度はありません。
そのため、動物病院を受診した際に支払うペットの医療費は、すべて飼い主の自己負担です。

状況によっては手術や長期間の通院、治療が必要になることも考えられ、それに伴い治療費が数万円〜数十万円かかる場合もあります。

ペット保険とは、このように高額になりがちなペットの医療費の一部を保険会社が補償してくれるサービスです。

補償の対象は、加入している保険会社のプランや内容により異なりますが、ペット保険は「病気やケガに備える」という目的のため、単に歯石を除去するという処置の場合はペット保険の補償対象外になるケースが多いでしょう。ただし後述の通り、ケースによっては歯科治療が補償対象になる場合もあります。

歯科治療が補償対象になるケース

加入している保険会社やプランにもよりますが、重度の歯周病により抜歯等の処置が必要な場合には、補償される場合もあります。
例えば

  • ・既にペット保険を継続して加入していて、ある年齢になって歯周病が発見されスケーリング以外にも抜歯が必要になったケース
  • ・硬いものを噛んでいたら歯が割れてしまい歯科処置が必要になったケース

などは補償対象になる可能性が高いといえるでしょう。

ペット保険の加入を検討している方を始め、既にペット保険に加入している方もペット保険の補償内容をよく確認しておくことが大切です。

高齢犬や歯周病リスクが高い犬種の備え方

高齢犬以外にも、小型犬や短頭種の犬、全身性の病気があって免疫力が低下している犬は、歯周病のリスクが高いといえるでしょう。

スケーリングをはじめとした歯周病の治療は全身麻酔で行うため、他の病気にかかっている場合や、高齢犬の場合は処置自体ができない可能性もあります。
全身麻酔下での処置に及ぶ前に適切なケアで予防し、早期発見と早期治療に努めましょう。

デンタルケアと保険を組み合わせるメリット

日々のデンタルケアで歯周病を予防することは、歯科治療にかかる費用自体を減らせるうえに、歯の健康以外にも全身疾患に対する予防効果が期待できます。
また、歯科治療が必要になった場合にも保険で治療費の負担を抑えることもできます。

「デンタルケアで予防できることをしっかり行い、何かあった時はペット保険でカバーできる」という安心感は、飼い主さまの心理的な負担だけでなく経済的な負担を軽減する安心感につながるといえるでしょう。

まとめ:アンケート結果から見えた「犬の歯磨き」のポイント

今回の、「犬の歯磨き習慣の実態調査アンケート」の結果からわかったことや今後の対策についてまとめました。

データから分かる歯磨き習慣の現状

約23%の飼い主さまが歯周病を予防する目的意識をもって歯磨きを習慣化している一方でほとんど歯磨きができない飼い主さまも多い現状がわかりました。

飼い主と犬が一緒に続けられる工夫

子犬の頃から少しずつケアを始めて、お散歩と同じように習慣化するのがベストです。
既に成犬になっていて歯磨き習慣がない場合には、少しずつ慣らすトレーニングを続けながら、歯ブラシ以外にも歯磨きシートやおもちゃなどをうまく利用するとよいでしょう。

予防と保険を組み合わせた安心ケア

日々のデンタルケアで歯周病を予防することは、治療にかかる費用自体を減らせるメリットがあります。
さらに歯科治療が必要になった場合に「ペット保険でカバーできる」という安心感は、飼い主さまの金銭的・心理的な負担を軽減する安心感につながります。

なお、保険会社やプランによっては歯科処置が補償の対象にならない場合もあるので、契約内容をよく確認しておきましょう。

この記事の監修者

大熊真穂

大熊真穂

現在複数の動物病院で臨床獣医師として勤務しながら専門知識や経験を活かして各種メディアや個人サイトでライターとして情報を発信している。
▼ドリトルけいのいぬねこ健康相談室
https://www.dolittlekei.com/
ライフワークは「ペットと飼い主様がより元気で幸せに過ごすお手伝いをする」こと。

取扱い保険会社・少額短期保険業者一覧

ご注意)当サイトは各社ペット保険の概要を説明しています。
ご契約の際は引受保険会社のパンフレット、webサイト等で商品資料をご確認の上、お申込みください。
また、重要事項等の説明もあわせてご確認くださるようお願い申し上げます。
取扱代理店
株式会社エレメント
本社:〒212-0052 神奈川県川崎市幸区古市場1-15