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【「柴犬」に多い病気やケガは?】ペット保険加入の必要性

柴犬の写真

柴犬は、小型ながらも大変賢く、昔から番犬や猟犬として人とともに生活をし、愛されてきました。

キリリとした表情にピンと立った耳、くるりとしっかり丸まった尻尾が特徴で、国の天然記念物にも指定されている日本犬種です。

凛々しさと、愛嬌のある表情や仕草が、柴犬の魅力となっています。

この記事をまとめると

柴犬は、以下の病気やケガにかかりやすい。

  • 股関節形成不全:股関節の骨や軟骨が正常に発育せず、変形や痛みを引き起こす。
  • 膝蓋骨脱臼:膝蓋骨が正常な位置からずれ、痛みや跛行を引き起こす。
  • 白内障:眼の水晶体が濁り、視力が低下する。
  • 緑内障:眼圧が高くなり、視神経が圧迫されて失明する。
  • 悪性腫瘍:肺、皮膚、消化器などに発生する。

要約

柴犬は、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、白内障、緑内障、悪性腫瘍などの病気やケガにかかりやすい。

これらの病気やケガの治療費は、高額になることもあります。
ペット保険に加入して、いざというときに備えておくことがおすすめです。

    目次

  1. 「柴犬」の特徴・遺伝性疾患
  2. 飼育時に気をつけたいポイント
  3. かかりやすい病気・ケガ・治療費用
  4. 年齢別の注意点
  5. 保険の選び方

「柴犬」の特徴・遺伝性疾患

柴犬は、飼い主に対して大変忠実で、誠心誠意尽くしてくれる犬種です。

そんな柴犬と健やかに、その生涯をともに過ごすために、柴犬の特徴や遺伝的疾患について知っておく必要があります。

身体的特徴

柴犬は日本原産日本犬で、オスは体高38 cm から41cm、体重8 kg から11 kg、メスは体高35 cm から38cm、体重6.8 kg から9 kgと、比較的小柄な犬種です。

たくましい柴犬

柴犬は、小柄ながらも体つきがしっかりしており、筋肉も発達していて大変たくましい犬です。

寒さや暑さといった環境の変化に対する順応性も高く、飼育しやすい健康な犬種として人気となっています。

人懐こくも番犬として活躍するポテンシャルも

柴犬は飼い主に大変忠実ですが、頑固な面も持ち合わせています。

意志が強く、一度こうと決めたら譲らないところがあるので、子犬のころからきちんと躾をしておくことが必要です。

また、警戒心が強いところもありますから、見知らぬ人に対して警戒し、吠える傾向にあります。

そのため、番犬として活躍することも期待できる犬種です。

ただ、その一方で社会化の必要性がある犬でもあります。

もともと猟犬として活躍していたこともあり、飼い主と一緒に身体を動かすことや、おもちゃで遊ぶのが大好きですので、公園やドッグランなどで他の犬や飼い主とも交流し、社会性を育みましょう。

飼い主の深い愛情が根底にあり、安心感が確立されていれば、賢い犬ですから社会性を身につけることは容易です。

遺伝性疾患

柴犬には、遺伝的に発症しやすい病気があります。

パテラ(膝蓋骨脱臼)

柴犬は、パテラ(膝蓋骨脱臼)にかかりやすい傾向があり、パテラの発症には遺伝的な要因が関係しているとも考えられています。

パテラとは膝の皿である膝蓋骨が、本来収まっているべき滑車溝というところからずれ、脱臼する病気です。

柴犬を飼育する際は、パテラを発症させないように高いところから飛び降りる行為は辞めさせるようにし、床が滑るところでの生活には滑り止めマットを用意するなど工夫をして、できるだけ発症させないようにしましょう。

飼育時に気をつけたいポイント

柴犬を飼育する際に、注意しておきたいポイントをご紹介しましょう。

飼育時に気をつける事

柴犬は、上毛と下毛から構成される二重構造のダブルコートですから、抜け毛が大変多い犬種です。

特に激しく毛が抜けるのは、冬毛から夏毛に生え替わる季節です。

驚くほど毛が抜けるので、ブラッシングなどのケアはこまめにしてあげましょう。

柴犬は肌が弱い傾向にありますので、ブラッシングを怠ると皮膚病にかかってしまうリスクも高まります。

生活面の注意点

柴犬は食の好みが強い傾向があり、フードを選り好みする、おやつばかり食べるなど、飼い主が食生活に関する悩みを抱えるケースも多くあります。

おやつや好きなフードをあげると、やはり犬も喜びます。

その姿にほだされてしまうことなく、犬の体のことを真剣に考えて、犬の好みやおねだりに左右されずに適切なフードを、適正量与えるようにしましょう。

かかりやすい病気・ケガ・治療費用

柴犬がかかりやすい病気やケガと、その治療費用についてみていきましょう。

病名 症状 治療内容と費用
骨折 高いところからジャンプをした、転倒したなど、ちょっとした拍子に骨折をすることがあります。 骨折をした場合、手術が必要です。
必要となる治療費用の目安
・手術(入院、処置費用含む)
約30万円
内耳炎 内耳炎になると、斜頸や一方校にぐるぐると歩きまわる旋回、黒目が左右に揺れる眼振などの神経症状が現れます。
原因としては、腫瘍や外傷、細菌性、感染性が考えられます。
内耳近くの神経まで炎症が及んだ場合、顔面神経麻痺の症状がでることもあります。
内耳炎になった場合、複数回通院し、処置する必要があります。
必要となる治療費用の目安
・診察、注射、耳洗浄、内服薬、点耳薬
8000円~30000円

年齢別の注意点

柴犬は平均寿命が10年とされており、上手に飼育することで15年ほど生きるケースも珍しくありません。

年齢別に、どのような病気に注意すべきか、罹りやすい病気とともに見ていきましょう。

幼犬期(0ヶ月~6ヶ月)

柴犬は皮膚病を発症しやすい犬種ですが、特に幼犬期に発症する皮膚病は原因を早いうちに突き止め、治療しましょう。

口や耳の周り、耳や四肢の付け根や足の先などに皮膚病変が起こりますから、アレルギー検査をし、症状に応じてスキンケアや痒み止めなどの処方を受けましょう。

子犬期(6ヶ月~2歳)

柴犬は皮膚の病気にかかりやすく、アレルギー性皮膚炎を患っている場合は外耳炎を引き起こしやすいので、注意が必要です。

耳から悪臭がする、耳垂れがある、耳を痒がるなどの様子が見られたら、外耳炎を疑いましょう。

成犬期(2歳~8歳)

柴犬は、胸の中に「乳び」と呼ばれるリンパ液が溜まり、肺を膨らませることができなくなる乳び胸を発症しやすい傾向にあります。

心臓病や腫瘍、外傷なども原因となりますが、多くは原因不明の突発性です。

胸にたまった液体を抜く処置や、投薬による治療が必要となりますが、完治のためには手術が必要となります。

高齢犬期(8歳以上)

高齢になると、めまいや斜頸、眼振が起こる突発性前庭疾患を発症することがあります。

嘔吐や食欲不振を伴うこともあり、大変心配な症状が出ますが、多くの場合一過性でその後回復するケースがほとんどです。

慌てずに、動物病院を受診しましょう。

保険の選び方

愛するペットがいざケガや病気に見舞われた時、できる限りの治療をしたいものではないでしょうか。

ただ、ペットは人間とは違い、健康保険制度がありませんので、すべて自費診療です。

そうなると、治療費はかなり大きな負担として飼い主を悩ませることになります。

ペットが病気やケガで弱っている上に、経済的な心配までしなくてはならないという事態は、できるだけ避けたいというのが本音ではないでしょうか。

そんな時、ペット保険に加入していれば、治療費などのサポートを受けることが可能です。

それならば、とペット保険加入を決意しても、どの程度の補償が自分たちに必要かを見極めるのは、大変難しいものです。

ペット保険はさまざまな会社が展開していますし、どの保険の補償内容を見比べても、どの補償も必要な気がしてきて、悩むという方も多くいらっしゃいます。

ですが、手厚い補償を求めるなら、もちろん掛け金も跳ね上がります。

保険が、飼い主の生活に大きな負担となるようなことがあっては、困りますよね。

自分たちが本当に必要とする補償は何かを吟味し、適したペット保険を選ぶようにしましょう。

ペット保険の選び方

突然の病気やケガをした時の医療費が意外と高いと感じられたかたも多いのではないでしょうか。

愛すべき家族の一員、出来る限りの治療をしてあげたい――そんな時に心強いのが、ペット保険です。

ペット保険加入の際にぜひチェックすべき特徴をご紹介しますので、参考の上比較・検討してみてください。

また、自分の飼っているペットがどのような身体的特徴を持ち、どのような病気やケガに備えるべきかを理解しておくことも、大切です。

加入条件である設定年齢内に当てはまるか

ペット保険の選び方の第一ポイントが、加入条件の年齢制限の確認です。

加入条件には「〇〇才まで加入可能」などの条件が設定されています。

自分のペットが、その年齢に該当するかをチェックし、加入可能かを確認することからペット保険選びをスタートさせましょう。

せっかく気に入ったペット保険を見つけても、加入条件を満たしておらず加入できなくては、仕方ありません。

そのような事態を避けるためにも、ペット保険に加入するなら若いうちから入ることをおすすめします。

若いうちに加入することで、終身補償を受けることができ、保険費用を安く抑えられるメリットがあります。

入院補償

入院補償には、日額上限や、何日以上の入院で補償されるなどの条件が設定されています。

ペット保険の選び方に迷ったら、自分たちがどの程度の補償を求めるかをよく考えましょう。

手術補償

大きなケガや病気をして、手術を受けることになった時に心強いのが手術補償です。

ペット保険の選び方として、大きなケガや病気に備えるか、日ごろの小さなケガや病気による通院に備えるか、といのも一つのポイントです。

手術費用は「全額自己負担」となりますから、思わぬケガや病気にも、医療費を心配せずに治療に専念することができるという点では、ニーズの高い補償となっていますが、自分たちに必要な補償かどうかはよく検討しましょう。

通院補償

ペット保険の中には、通院までカバーしてくれるものがあります。

入院や手術をするような大きなケガや病気ではないけれど、通院を複数回するケースもあるということを念頭において、必要な補償か否かを検討しましょう。

健康相談窓口

ペット保険によっては、電話やメールによる健康相談を受け付けているところもあります。

病院に行くべきか迷った時に、相談できる場所があるというのは、大変ありがたいものです。

病院に連れていくとなると、ハードルが高いものになりますが、電話やメールでの相談は比較的気軽にすることができます。

こういったサービスは、大変特徴的なものされていましたが、その高いニーズを受け現在多くのペット保険で展開しているサービスとなっています。

保険を比較・検討する際には、こちらも選び方のポイントの一つとするのもいいでしょう。

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