愛らしく人に懐きやすいうさぎは、年々ペットとしての人気が高まっています。
現在うさぎを飼育している、あるいは飼育を検討しているという方は多いのではないでしょうか。
飼育する際に、考えなければいけない事の1つがペット保険に加入するかどうかです。
うさぎに多い病気についてご紹介するので、是非参考にしてください。
愛らしく人に懐きやすいうさぎは、年々ペットとしての人気が高まっています。
現在うさぎを飼育している、あるいは飼育を検討しているという方は多いのではないでしょうか。
飼育する際に、考えなければいけない事の1つがペット保険に加入するかどうかです。
うさぎに多い病気についてご紹介するので、是非参考にしてください。
まずは、うさぎの身体的特徴についてご紹介します。
身体的特徴や性格を理解したうえで飼育を行うことで、病気になるリスクを低減することができますよ。
うさぎの魅力の1つは全身を覆っているふわふわの毛です。
しかし、これによって毛球症になることがあるので要注意です。
毛球症とは、うさぎが毛づくろいをしているときに誤って毛を飲み込んでしまい、それによって胃腸の働きが低下してしまう病気のこと。
場合によっては命にかかわるケースもあるので、十分に気を付ける必要があります。
うさぎは繊細な性格をしており、すぐにストレスを溜めてしまいます。
そして、ストレスが原因で起こり得る病気として皮膚炎が挙げられます。
皮膚病になると、皮膚が赤くなる、フケが出る、かさぶたができるなどの症状が現れます。
皮膚炎になるとさらにうさぎがストレスを抱えてしまうため、悪循環だといえるでしょう。
うさぎは下痢をしやすいという特徴があります。
人間にとっては下痢が重症化することは多くありませんが、うさぎにとっては命にかかわりかねないため注意が必要です。
原因は、ストレスによる食欲不振、寄生虫の感染、胃腸の働きの低下など。うさぎが下痢をしていることに気付いたら、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。
多くの病気は、遺伝が関係しているといえます。ここでは、うさぎの遺伝性疾患をご紹介します。
うさぎが呼吸器疾患を患ったときには鼻水やくしゃみなどの症状が現れますが、このような症状は総称してスナッフルと呼ばれます。
原因としてはパスツレラ菌などがあり、ストレスもリスクファクターになると言われています。
特徴的な症状は、呼吸のたびに「ズーズー」というスナッフリング・ノイズ。
治療せずに重症化すると、最悪の場合は死に至ります。
不正咬合とは、歯が異常な方向に生えることによって噛み合わせが悪くなることをいいます。
噛み合わせが悪いと食事などに影響するため、結果として他の病気を引き起こすこともあります。
不正咬合は飼い主が自分で対処することはできないため、動物病院に連れて行って定期的に歯をカットしてもらう必要があります。
尿石症とは、腎臓や膀胱、尿道などで結石ができることによって起こる症状のことです。
結石は、主に尿に含まれるリンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルによって形成されます。
原因としては、バランスの悪い食事や塩類の過剰摂取、細菌の尿路感染などがあり、重症化すると腎不全に移行することもあります。
治療としては、主に食事療法や抗生物質の投与が行われます。
うさぎが病気になったときに治療するのが大切なのはもちろんのことですが、普段から病気の予防を心掛けることはもっと重要です。
ここでは、うさぎを飼育するときに気を付けたいことについてご紹介します。
まずは、うさぎを飼育するときの基本的な注意点についてみていきましょう。
毛球症を予防するためには、小まめな被毛の手入れが不可欠です。
定期的に、丁寧にブラッシングをしてあげましょう。
うさぎはきれい好きな動物で、ケージが汚いとストレスを溜めてしまいます。
ケージは小まめに掃除して、清潔な状態を保つようにしてください。
ここでは、運動量や食事などに関する注意点についてご紹介します。
フードは、食物繊維を多く含んでいるものがおすすめです。
便の排泄を促してくれるので、毛球症対策にも効果的です。
ここでは、うさぎがかかりやすい病気と主な症状、治療費用の目安についてまとめました。
かかりやすい病気 | 主な症状 | 治療費用 |
---|---|---|
スナッフル | ・鼻水、くしゃみ ・スナッフリング ・ノイズ ・肺炎 ・呼吸困難 |
10,000円 |
不正咬合 | ・食事を食べようとしない ・硬いものを食べない ・口の周りがよだれで汚れる ・便が小さくなる |
15,000円 |
外耳炎 | ・耳や首をよく振る ・耳道内が閉塞する |
10,000円 |
皮膚炎 | ・皮膚が赤くなる ・かゆみが出る ・かさぶたができる |
10,000円 |
毛球症 | ・便の量が少ない ・便が小さい ・便が出なくなる ・水を過剰に飲む ・食欲不振になる |
30,000円 |
皮膚糸状菌症 | ・感染した箇所の毛が抜ける ・かさぶたやフケができる |
10,000円 |
斜頚 | ・小首を傾けるようなポーズを取る ・眼球が揺れる ・自分で姿勢を保てなくなる ・けいれんや麻痺を起こす |
50,000円 |
尿石症 | ・おしっこをしたくても出ない ・おしっこの量が少ない ・おしっこに血が混ざる ・抱っこされるのを嫌がる |
150,000円 |
開帳肢 | ・肢の位置を保てずに外側に広がる | 30,000円 |
なりやすい病気は、年齢によってもことなります。
飼っているうさぎの年齢でどのような病気になりやすいのかを把握しておくと、正しい対策が取りやすいといえるでしょう。
うさぎが若い頃に注意したい病気の1つが、開帳肢です。
一般的には離乳期に症状が現れ始め、生後6カ月ほどになると症状の進行が止まると言われています。
また、若い頃は誤飲にも注意しなければいけません。
食べるべきではないものを飲み込んでしまったときには、すぐに動物病院に連れていきましょう。
うさぎは、5歳以降はシニアだといえます。病気のかかりやすさも少しずつ増加していくので、毎日しっかり様子をみる必要があるといえるでしょう。
そして、高齢のうさぎがかかりやすい病気に毛球症があります。
5歳を超えたら、若い頃よりも丁寧なブラッシングを心掛けてください。
ここでご紹介したように、うさぎは様々な病気になるリスクを抱えており、治療することになった場合にはかなりの費用がかかります。
しかし、ペット保険に加入していれば万が一のときも安心です。
ここでは、ペット保険を選ぶときのポイントをご紹介します。
保険選びのポイントは、飼っているペットによって少々異なります。
すでに犬や猫を飼っているという方もいらっしゃるかもしれませんが、ただ同じペット保険を選ぶのではなく、うさぎに合ったペット保険を選びましょう。
最近はペットとして人気のうさぎですが、犬や猫に比べると飼っている人はまだまだ少数派です。
そのため、うさぎが加入できるペット保険は実はあまり多くありません。
申し込んでも断られてしまうというケースもあります。
まずは、気になっているペット保険でうさぎが保険対象になっているかどうかをしっかり確認しましょう。
うさぎと一口で言っても、種類や年齢、既往歴などは、それぞれ異なります。
飼っているうさぎがどのような病気になりやすいかを把握したうえで、それをしっかりカバーできるペット保険を選んでください。
うさぎに多い病気として毛球症がありますが、多くの場合は数日の通院のみで済み、入院が必要になることはあまりありません。
また、入院した場合でも退院後に通院が必要になることが多いといえます。
安心して病院にかかれるように、通院補償に強いペット保険を選びましょう。
ペット保険の多くは、新規加入年齢に制限を設けています。
若いうさぎであればそれほど気にする必要はありませんが、高齢のうさぎの場合は断られることも少なくありません。
申込前に、新規加入年齢は必ず確認しましょう。
また、正確な年齢が分からない場合には動物病院で年齢を推定してもらってください。
どれだけ補償範囲が広くても、補償割合が低くては意味がありません。
自己負担分をできるだけ減らすためには、補償割合が高いペット保険を選ぶ必要があります。
複数のペット保険を比較検討するときには、補償内容と併せて補償割合も確認してください。
犬や猫に比べてうさぎはマイナーなペットであるため、欲しい情報がすぐに手に入らないこともあるかもしれません。
しかし、保険会社の中にはしつけや健康について相談できる窓口を設けているところもあります。
サポート体制が整っていれば、うさぎを育てていくうえでも安心なのではないでしょうか。
ペット保険を選ぶうえで重要なポイントはたくさんありますが、すべてを優先することはできません。
補償が手厚いペット保険を選べば、それだけ月々の保険料は高くなってしまうといえるでしょう。
しっかり優先順位を決めたうえで、最終的にどのペット保険に加入するかを決めるようにしてください。
アニコム損保
月払保険料 | ||
---|---|---|
0歳 | 2,460円 | |
1歳 | 2,500円 | |
2歳 | 2,730円 | |
3歳 | 3,010円 | |
補償割合 | 50% | |
年間最高補償額 | 60万円 | |
通院 | 日額上限 | 10,000円 |
限度日数 | 20日 | |
入院 | 日額上限 | 10,000円 |
限度日数 | 20日 | |
手術 | 上限金額 | 100,000円 |
限度回数 | 2回 |
月払保険料 | ||
---|---|---|
0歳 | 3,270円 | |
1歳 | 3,340円 | |
2歳 | 3,660円 | |
3歳 | 4,050円 | |
補償割合 | 70% | |
年間最高補償額 | 84万円 | |
通院 | 日額上限 | 14,000円 |
限度日数 | 20日 | |
入院 | 日額上限 | 14,000円 |
限度日数 | 20日 | |
手術 | 上限金額 | 140,000円 |
限度回数 | 2回 |
※1シェアは、各社の2011~2020年の契約件数から算出しています。(株)富士経済発行「ペット関連市場マーケティング総覧」調査
SBIプリズム少短
月払保険料 | 3,460円 | |
---|---|---|
補償割合 | 100% | |
年間最高補償額 | 49万円 | |
通院 | 日額上限 | 6,000円 |
限度日数 | 年間30日まで | |
入院 | 1回あたりの基準額 | 6,000円 |
限度日数 | 年間30日まで | |
手術 | 上限金額 | 1回 60,000円 |
限度回数 | 年2回まで | |
診断書費用保険金 | 年間10,000円まで |
月払保険料 | 2,890円 | |
---|---|---|
補償割合 | 100% | |
年間最高補償額 | 27万円 | |
通院 | 日額上限 | 5,000円 |
限度日数 | 年間20日まで | |
入院 | 1回あたりの基準額 | 5,000円 |
限度日数 | 年間20日まで | |
手術 | 上限金額 | 1回 30,000円 |
限度回数 | 年2回まで | |
診断書費用保険金 | 年間10,000円まで |