飼っている猫のフケが最近気になっている方は、ただのフケではなく皮膚炎や寄生虫が原因かもしれませんので、本記事を良く確認してください。
猫は水を嫌う習性があるので、お風呂に入れることをあまりしないご家庭が多いと思います。
そうすると、毛に付着したフケが取れずに放置されていることもあります。
フケ自体は人間も同様に、至って普通に生じます。
フケが出ない動物はいないので、通常であれば特に問題はありません。
しかし、中にはフケが発生する原因として皮膚炎や寄生虫などにより皮膚が荒れたり脱毛したりしてその箇所からフケが生じることもあるので、一概には言えませんが病気である可能性もあります。
特にどんな病気がフケを発症させるのかなど、解説していきます。
少しでも病気の可能性を感じたら動物病院に診てもらうようにしてください。
フケは古い皮膚が剥がれ落ちたものなので、病気を発症しているから出るものではありません。
新しい皮膚に生まれ変わっている証拠なので、特に心配はいりません。
ですが、フケが通常よりも多い場合や皮膚の赤みを伴っている場合などは皮膚炎などの病気が影響しているかもしれません。
皮膚が炎症を起こしているために、異常なフケが出ていたり脱毛箇所からフケが出ることもあります。
この場合は、アレルギー性の皮膚炎や寄生虫やカビなどが原因で皮膚を痛めている場合があるので病院で治療することをおすすめします。
フケが発生しやすい病気も後に記載してあるので、該当する病気の可能性を感じたら動画病院に相談してみてください。
「白い粉のようなものが皮膚に付着している」状態であればそれはフケだと判断できます。
一番分かりやすいのは、ブラッシングをしてあげることです。
毛が密集しているとフケが小さ過ぎて見えないこともあるので、ブラッシングで取れた毛を観察してみるといいでしょう。
白い粉があまりにも多く付着している場合は、皮膚炎などの可能性もあるので、動物病院に相談することをおすすめします。
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フケは古い皮膚が新しい皮膚に生まれ変わっている証拠なので、健康上問題はありません。
ですが、フケの量が異常なほどに多い場合は様々な病気を引き起こしている可能性があります。
フケが気になっている猫の状態をしっかり観察して判断することが必要です。
加齢や水分不足
フケは皮膚に十分な水分が届かずに乾燥することで生じる場合もあります。
特に高齢の猫の場合、皮脂分泌が減り皮膚の水分が少なくなることでカサカサしてしまいフケとなって落ちてくるというケースがあります。
年齢関係なく、水分不足になることでこのような現象にもなるのでこまめに水を飲むように工夫してみてください。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症は、真菌(カビ)が皮膚に付着して感染する病気です。
猫の場合は、野良猫や室外飼いをしている猫から感染して発症する場合があります。
症状として代表的なものは円形脱毛です。
尻尾付近や足などに数カ所、丸く脱毛している場所があれば皮膚糸状菌症を引き起こしている可能性が考えられます。
また、皮膚糸状菌症はフケが出できます。
脱毛した箇所からフケが多く出てくるので、脱毛箇所があれば病院に行くことをおすすめします。
皮膚糸状菌症は、動物から人間、人間から動物に移してしまうこともあるので、ペットと飼い主両方とも注意しながら生活することが必要です。
アレルギー性皮膚炎
名前の通り、アレルギーが猫の体の中で異常反応することにより生じる皮膚炎です。
アレルギーには、ハウスダストやノミ、花粉なども含まれます。
それらのアレルギーを吸い込んでしまうことにより発症する場合の他、アレルギーとなる食物を食べた時に発症する場合、絨毯や布団などに付着しているなにかがアレルギーとなり反応して発症する場合など至るところに危険性があります。
皮膚が赤くなっていたり、脱毛があることもあります。
猫が長い間痒そうにしていたら、動物病院に連れて行くことをおすすめします。
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下記はフケの治療ではなく、皮膚炎にかかっている場合
治療内容 抗生物質・抗真菌剤の投与、薬用シャンプー、食事療法
一回あたりの治療費 2000円~6000円
皮膚炎の治療は主に内服薬や外用薬で直していくことになります。
それらの薬も通院毎に処方してもらうことになるので、上記の表の「一回あたりの治療費」がその度にかかります。
完治するまでに1か月ほどかかることが多いので、20,000円〜30,000円ほどかかります。
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ブラッシングをこまめに
ブラッシングの効果は不要な毛を取り除いてあげることだけでなく、リラックス効果もあります。
脱毛はストレスが原因で生じることもあり、飼い主とのコミュニケーションによってそのストレスを取り除いてあげることができます。
またブラッシングをしてあげることにより、皮膚の状態を確認することができ、今までなかった脱毛箇所や皮膚の赤みなどをブラッシングがきっかけで発見することができます。
部屋の湿度を管理する
ダニなどの寄生虫によって皮膚炎を引き起こしフケがたくさん出てしまっている状態は部屋の湿度を管理することが必要です。
寄生虫はジメジメしたところを好み、それがエサとなります。
フケは乾燥している時期に出やすくなるので、皮膚の乾燥を防ぐためにも加湿器などで部屋の湿度を保つようにしてください。
ダニの発生や繁殖を防ぐためにも、部屋の湿度をこまめに気にするようにするとフケの発生を抑えることもできます。
シャンプー
ペットのフケ用のシャンプーなども存在します。
ただ、猫は本来水を嫌うことが多いので無理をさせてまでお風呂に入れる必要はありません。
お風呂に入れることでストレスになってしまうのであれば、むしろストレスが原因で病気の発症や悪化させてしまうリスクもあります。
水を嫌がらない猫の場合は、フケ用のシャンプーで洗ってあげることをおすすめします。
痒みなど赤みが治れば問題ないですが、長く続けていても一向に良くならない場合は、病院で診てもらうことをおすすめします。
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フケ自体は特に病気ではなく、人間でも生じる現象の一つです。
体に異常があるから出るわけではなく、古い皮膚が剥がれ落ちているだけなので普通は心配いりません。
そのためフケが出ているだけで病気ではないことか、治療は特に必要なくペット保険で補償されることはありせん。
ですが、フケが発症するケースとして「皮膚炎」なども考えられるので一概には言えません。
皮膚炎であれば、内服薬や外用薬を用いて治療することになり、定期的な通院が必要になります。
その際は病気ということで診断されるのでペット保険の補償対象となります。
皮膚炎は病気の中でも比較的起こりやすいものだと思われがちですが、通院が必要ということもありその治療費は想像より遥かに高い場合が多いです。
ペット保険に加入していない場合は、その治療費が全額負担となるので急な大きな出費になります。
お金を払えないからペットの治療を諦めるということにならないよう、責任を持つことが必要です。
また、ペット保険に加入していると獣医から他の治療法を提案してくれることもあります。
ペット保険加入は様々なメリットがあり、ペットにも飼い主にも優しいものです。
ペット保険加入を検討中、またはまだ考えていない方もこの際に一度考えてみることをおすすめします。
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