猫がかかる病気として「結膜炎」は第2位に挙がるほど猫がかかりやすい病気です。
かかる原因も様々で、体質的にかかりやすいペットもいるため、絶対にかからないようにするというのは難しい病気でもあります。
結膜炎は基本的に何度か通院して治していく病気で、猫の生活環境や猫同士のスキンシップの中で感染している場合は一度治っても再び結膜炎になってしまうこともあるので、一回一回の治療費は高くなくても最終的な治療費の合計は思った以上に高くなってしまうことも…。
そんな不安を解消してくれるのがペット保険です。
ペット保険は動物病院を受診した際に、治療費の一部(一般的に5~7割)を負担してくれるペット専用の保険のことです。
人間とは違い、ペットはペット保険に加入していないと治療費の全額を自己負担で支払わなければなりません。
初めて動物病院を受診した方の中には、治療費の高さに驚く方もいらっしゃいます。
そんな時にペット保険に加入していれば、治療費が補償されるため飼い主の負担額が少なく済むのです。
ペットに安心してしっかりとした治療を受けさせるためにも、結膜炎に関する情報やペット保険の必要性についてご紹介していきます。
ペット保険を比較する
結膜炎とは、上下まぶたの内側にある粘膜で、まぶたと眼球をつなぐ役割をしている結膜に起こる炎症のことです。
結膜炎はウイルスや細菌による感染、外傷や砂、眼の病気に続発して起こる事があります。
結膜炎の症状
・眼が赤く充血する
・眼の周りが腫れる
・目ヤニや涙が多くなる
・眼をかいたりする
結膜炎の原因
結膜炎の原因としては、猫のかぜ、カリシウイルス、クラミジア、マイコプラズマなど様々で完璧に対策をすることは難しいため、飼い主は目の状態を日ごろから確認しておきましょう。
目の違和感を感じたら早めに病院に行きましょう。
特に子猫の場合は感染性の結膜炎にかかってしまうことが多いので十分な注意が必要です。
結膜炎の治療について、その治療費や治療方法について以下にまとめてみました。
具体的な治療費は症状の重さや病院によって金額が異なるため、詳細な金額が気になりますよね。
[一般的な治療モデル]
治療内容 |
抗炎症剤、抗生物質、インターフェロン、目薬 |
一回あたりの治療費 |
1000円~6000円 |
かゆみがひどい場合は目の洗浄や抗生剤点眼薬、抗炎症剤点眼薬、飲み薬などを飲み続ける必要があります。
また、目の洗浄は一回では終わらない場合もあり、ひどい場合は数回通院する必要があります。一度の通院につき1000~6000円程度治療費としてかかる場合が一般的です。
ペット保険に加入していれば、5~7割は保険が負担をしてくれるので、飼い主としてはとても助かることでしょう。
万が一の時に、ペット保険はその力を発揮してくれます。
初期の段階で治療を開始できれば少ない治療で回復しますが、ペルシャ猫など遺伝的にそもそも結膜炎になりやすい場合もあります。
また、一度かかってしまうと病歴が残り、後からペット保険に加入してもその病気は補償対象外になってしまったり、そもそも保険に加入できなくなってしまったりする場合もありますので、病気になる前からペット保険に加入することが重要です。
結膜炎の予防法として「ウイルスを持ち込まない」ことが重要です。
猫の生活環境を清潔に保つ以外にも、外出先で他の猫に触れた場合は、その猫がウイルスを持っている可能性もあるため、他の猫が触れた箇所(手や服など)を洗浄するまで自身の猫に触れないようにしましょう。
結膜炎になってしまう要因は多岐にわたるため、絶対に発症しないようにするというのは難しい病気です。
そのため飼い主ができるだけ早く異変に気づいて早期に治療してあげることも非常に重要になってきます。
頻繁に目の部分を掻いたり、目を壁や床に擦りつけるなどの症状がでたら速やかに動物病院に連れて行って診察を受けましょう。
発見が遅ければそれだけ完治するまでに時間がかかります。
なるべく早く見つけてあげましょう。
ペット保険会社によって異なりますが、結膜炎は補償対象となっている場合があります。
ですが、ペット保険会社または加入プランによっては補償対象外の場合もありますので、ペット保険の加入を検討される場合は必ずどの病気が補償対象かを確認してから加入することをお勧めします。
また、ペット保険は基本的には予防行為は保険の対象外となります。
例えば結膜炎になっていない段階で、目の洗浄などの処置をしてもらった場合は補償対象外となります。
さらに、既に結膜炎になってからペット保険に加入しても、補償の対象にはなりません。
ペット保険は基本的には「ペット保険に加入してからの病気や怪我で、かつペット自身に症状が現れてから補償対象になる」と考えましょう。
そのため、ペット保険は病気になったり怪我をしたりする前に早めに加入することが重要です。
ペット保険が必要になってから加入し補償を受けるというのは基本的にできないので、加入を検討している場合には早めに手続きをするようにしましょう。
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