窓口精算ってなに?
窓口精算とは、動物病院の窓口で、保険による補償分を除いた自己負担分のみを支払えばよい精算方法のことです。
保険加入を証明する「ペット保険証」などを提示することで、後日保険金を請求する手間なくその場で精算が完了します。
つまり・・・
①ペットの治療費による、急な出費が軽減
②面倒な保険金請求手続きが不要
では、実際に窓口精算をするにはどうすればよいのでしょうか?
当日の流れをご紹介します。
窓口精算が可能なペット保険を比較する
窓口精算の2つのメリット
「窓口精算」が「保険金を保険会社へ直接請求する方法」より優れている点ってどこでしょうか?
今回は2点ご紹介します。
メリット①手間が省ける
いちばん大きなメリットとして、後日、保険金請求のために書類を記入したり面倒な手続きをしたりする必要がないことです。
保険金を請求するために書類を記入し郵送するのは多くの手間がかかりますよね。
その手間がなくなるのは飼い主さまにとっては大変喜ばしいことではないでしょうか。
メリット②一時的な自己負担が少ない
窓口精算できない場合は、保険金を請求してからでないと保険金を受け取れないため、入院や手術で治療費がとても高額になったとしても一旦は自分で払う必要があります。
保険の種類や保険会社ごとに保険金を受け取れるまでの時間が異なるので、高額の治療をした際はなるべく一時的な自己負担が少ないほうがうれしいですよね。
窓口精算が可能なペット保険を比較する
窓口精算に関する疑問を解決
とても便利な窓口精算という制度ですが、疑問も多いのではないでしょうか。ひとつひとつご紹介します!
質問①ペット保険証を忘れた場合、どうなるの?
→後日、保険会社へ保険金を請求する必要があります。
ペット保険証を忘れてしまった!という場合、保険契約の有効性が確認できないため、窓口精算の対応はできません。
保険会社によっては、契約者専用サイトの契約内容の画面を提示することで窓口精算を受けられる運用をしている場合もあるようですが、緊急時でもペット保険証を提示できるように、常に携帯しておくといいかもしれませんね。
質問② 窓口精算に対応している動物病院ってどのくらいあるの?
→保険会社によります。
アイペット損保…5,969施設(2024年6月30日時点)
アニコム…6,681施設(2022年3月末時点)
残念ながらすべての動物病院が対応しているわけではありませんが、どんどん対応動物病院は増えています。
加入する前に、いつも通っている動物病院や近所の動物病院が窓口精算に対応しているかどうかを確認しておくとよいでしょう。
各保険会社のホームページから検索が可能になっています。
質問③ 窓口精算ができない場合ってあるの?
→あります。
たとえば…
- ペット保険証を忘れたとき (こちらは①で記述したとおりです) ※1
- 同日に複数回通院した場合の2回目以降の受診時
- 窓口精算ができない期間に受診したとき ※2
- 窓口精算に対応していない動物病院で受診したとき (こちらは②で記述したとおりです)
- ほかに提出書類が必要となるとき ※3
- 入院期間が保険期間外にまたがっているとき ※4
- 保険会社への保険料の払込みが確認できないとき
- 窓口精算対象外の疾病の場合 ※5
※1 アイペット損保では、マイページ画面の提示でも窓口精算の利用が可能です。
※2 保険会社によっては窓口精算に対応しない期間を設けている会社もあります。お申込み後にお手元に届くご契約のしおり等をご確認ください。
※3 適切にワクチンなどの予防措置をしていても感染症にかかってしまった場合などは、ワクチン接種の証明書のコピーを提出する必要があり、その場で精算をすることはできません。
※4 次年度も継続して契約している場合でも窓口精算には対応できないため、要注意です。
※5 保険会社ごとに定められているため、確認が必要です。
質問④ 窓口精算に対応していない動物病院の場合、保険金請求できないの?
→できます。
保険金請求書に必要事項を記入し、必要書類とあわせて、保険会社へ郵送等することで保険金の請求ができます。
ただし、補償対象外の病気やケガ(妊娠出産に関わるもの、予防費用など)の場合は、保険金が支払われないため、全額自己負担になります。
窓口精算が可能なペット保険を比較する
窓口精算が可能なペット保険
窓口精算は、ペット保険証の提示のみで、保険による補償分を除いた自己負担分のみを支払えばよい便利な制度です!
アイペット損保とアニコムが対応しており、利用したい方はどちらかの保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。