ゴールデンレトリバーに多い病気やケガは?

ゴールデンレトリバーの写真

人懐っこく、温和なゴールデンレトリバーは、人間とともに暮らすことに喜びを感じる犬種です。

体は大きくても優しく従順なので、小さな子どものいる家庭でも仲良く暮らすことができます。

そんなゴールデンレトリバーですが、寿命が短い傾向にあることをご存知ですか?

大切な家族の一員であるゴールデンレトリバーの罹りやすい病気のリスクを把握し、いざという時に備えておくことはとても大切です。

この記事をまとめると

ゴールデンレトリバーに多い病気やケガは以下の4つ。

  • 股関節形成不全:股関節の骨と大腿骨がうまく合わなくなり、歩行に支障をきたす。遺伝的な要因が大きく、子犬の頃から予防できる。
  • 肘関節異形成症:肘関節の骨の成長に異常が生じ、歩行障害が見られる。股関節形成不全と同様、遺伝的な要因が大きい。
  • 外耳炎:耳の炎症。耳の形状や、耳を掻く癖などによって発症しやすい。
  • 若年性白内障:遺伝的な要因で発症する白内障。視力障害を引き起こす可能性がある。

要約

ゴールデンレトリバーは、大型犬であるため、股関節や肘関節などの関節疾患にかかりやすい。
外耳炎や白内障などの病気も、遺伝的な要因や生活習慣によって発症する可能性がある。

ゴールデンレトリバーは、性格が穏やかで、飼いやすい犬種として人気があります。
しかし、大型犬であるため、関節疾患などの病気にかかりやすいという注意点もあります。

定期的な健康診断や、適度な運動や食事管理などによって、健康を維持するようにしましょう。

ゴールデンレトリバーの特徴

ゴールデンレトリバーは運動能力が高く、賢さと忠誠心を持つ温和な性格の犬種です。

人懐っこいため、大型犬でありながらも番犬には不向きな面もありますが、そのフレンドリーな性格のおかげで他の犬や動物とも友好的な関係を築くことができます。

元々は水鳥の猟犬だったため、水遊びが大好きで、体を動かすことを好みますから、運動不足には注意しましょう。

飼い主と散歩することが、ゴールデンレトリバーにとって大きな喜びの時間となります。

ゴールデンレトリバーの性格や身体的特徴

大型犬のなかでも、最も飼いやすいとされているゴールデンレトリバーは、イギリス原産の犬種です。

日本では大型犬とされており、オスは体高56~61cm、体重約29~34kg、メスの体高51~56cm、体重約24~29kgがスタンダードとなっています。

筋肉質で比較的短い足を持ち、羽毛のような美しくふさふさとした尻尾を持ちます。

ソフトマウスで介助犬としても活躍

ゴールデンレトリバーの特徴のひとつに、ソフトマウスがあります。

元々は水鳥を回収するために使役犬だったため、水鳥を長時間優しく咥えることが可能なソフトマウスを持つ犬種です。

近年では、このソフトマウスを活かして介助犬としても活躍しています。

優しく、デリケートな寂しがり屋さん

ゴールデンレトリバーの性格は、大人しく大変思慮深く、温和であることが最大の特徴です。

猟犬というと、攻撃的なイメージがあるかもしれませんが、基本的には攻撃性は低く、どんな相手にも友好的で、相手に対して威嚇をするようなことは基本的にありません。

我慢強く優しいため、小さな子どもを遊ばせることも上手です。

一方で、大変な寂しがり屋でもあるため、お留守番は大の苦手というデリケートな面もあります。

ゴールデンレトリバーの特徴と飼育上の注意点

「ゴールデンレトリバーが想像以上に大きくなり、外で飼うことになった」という話を耳にすることがありますが、ゴールデンレトリバーにとって人と離れていることは非常に大きなストレスとなります。

また、ケージに閉じ込められるのも苦手ですから、手足を思いきり伸ばして過ごすことができるスペースと、自由に歩き回れる空間を用意するようにしましょう。

都会の集合住宅であっても、そのスペースさえ確保できれば飼育は可能です。

ゴールデンレトリバーを飼育時のポイント

ゴールデンレトリバーは人間からの指示を待ち、着実に守るタイプです。

このような特性から「訓練生が高い」と評価されていますが、飼い主にリーダーシップが不足していると、言うことを聞かない犬になってしまいます。

愛らしく優しいゴールデンレトリバーを目の前にすると、つい甘やかしたくなってしまいますが、力が強く、エネルギーにあふれていますから、子犬時代からしっかりとしたしつけをすることが必要です。

皮膚が弱いので日々のケアが大切

ゴールデンレトリバーは毎日のブラッシングや、定期的なシャンプー、トリミングが必要な犬種でもあります。

皮膚が弱い傾向にあるため、皮膚炎にかかることがないように、シャンプーや水遊び後にはしっかりドライヤーで乾かしてあげましょう。


垂れ耳なので蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいため、外耳炎を発症しやすいため、耳はいつも綿棒などで清潔な状態を保つように心がけることが必要です。

食事と運動がゴールデンレトリバーの健康における要

ゴールデンレトリバーは、十分な運動が必要な犬種です。

運動不足によるストレスが原因で、破壊行動や、足を噛む自傷行為に走るケースもあります。

短時間でも、思いきり運動させてあげることが上手な飼育のポイントとなりますから、ボール遊びや、水遊びに連れ出してください。


食いしん坊なところもあり、人間の食事をつぶらな瞳でおねだりすることもありますが、太りやすい体質なため、食事の管理という面から見ても人間の食べ物は与えないようにしましょう。

目先ではなく、長い目で見た時の犬の幸せを考えるなら、人間の食べ物はNGです。

がっちりとした骨格を持ち、筋肉質なゴールデンレトリバーですが、よく食べる犬種のため、ついエサをあげすぎてしまう傾向にありますが、肥満になりやすいため、きちんと食事のカロリーを計算して与えるようにしましょう。

ゴールデンレトリバーが罹りやすい病気・ケガ・治療費用

ゴールデンレトリバーが罹りやすい病気やケガには、どのようなものがあるのでしょうか。

その治療費の目安も把握し、いざという時に備えましょう。

病名 症状 治療と費用
皮膚炎 ・湿疹、赤み
・脱毛、痒み、臭い
※抵抗力の低下やアレルギーなど、原因は多岐に渡ります。
・投薬治療
50,000円~60,000円
白内障 ・目の水晶体の濁り
・目が不透明
・柱や壁に衝突する
・投薬治療
  10,000円(1ヶ月)
・外科手術
30万円程度
※水晶体を人工レンズへと交換する外科手術

ゴールデンレトリバーが罹りやすい病気「年齢別」

ゴールデンレトリバーは、どのような病気に罹りやすいのでしょうか。

年齢別に見ていきましょう。

幼犬期(0~1歳6ヶ月)

ゴールデンレトリバーは「股関節形成不全」を発症するケースが多くあります。

幼犬期に発症しやすく、散歩の途中で座り込む、腰を左右に揺らしながら歩く、痛そうにして歩きたがらないなどの症状があります。

成長が著しい幼犬期に発症しやすいため、特に肥満には注意が必要です。

薬で経過観察をし、進行状況がひどい場合は手術を行います。

成犬期(1歳6ヶ月~8歳)

成犬になったゴールデンレトリバ―は「胃捻転」を起こしやすい傾向にあります。

エサを食べて、大きく胃が膨らみ、それが垂れさがって捻れてしまう状態が胃捻転です。

エサを大量に一気に食べたり、水をガブガブと飲みすぎたり、食後すぐに運動をすると胃捻転を引き起こしやすくなります。

症状としては、お腹の膨らみや、吐きそうにえづくなどがあげられます。

ひどくなると、ガスが充満して血管や他の臓器まで圧迫し、壊死、破裂を引き起こすこともありますから、重篤化する前に病院に連絡を取りましょう。

高齢期(8歳~)

ゴールデンレトリバーは、高齢期以降に「悪性腫瘍」を発症するケースが多い犬種です。

遺伝的にも悪性腫瘍になりやすい傾向にあり、血液検査などでは早期発見が難しい病気となっています。

超音波検査や、CTなどの画像検査をして見つかることが多い病気です。

体にしこりができたり、痩せてきたり、元気がない時には、病院に行くことをおすすめします。

ゴールデンレトリバーに適した保険の選び方

ペット保険の選び方に迷った時には、どのようなポイントを比較すればよいのでしょうか。

おさえておきたいポイントを、ご紹介します。

ペット保険の選び方

いざペット保険に加入しようと思っても、どの程度の補償が自分たちに必要かを見極めるのは、大変難しいものです。

自分たちに必要な補償はどのようなものかを吟味し、適したペット保険を選ぶようにしましょう。

ペット保険の選び方には、チェックすべきポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

加入条件である設定年齢内に当てはまるか

ペット保険の選び方の第一ポイントが、加入条件の年齢制限の確認です。

加入条件には「〇〇才まで加入可能」などの条件が設定されています。

自分のペットが、その年齢に該当するかをチェックし、加入可能かを確認することからペット保険選びをスタートさせましょう。

せっかく気に入ったペット保険を見つけても、加入条件を満たしておらず加入できなくては、仕方ありません。

そのような事態を避けるためにも、ペット保険に加入するなら若いうちから入ることをおすすめします。

若いうちに加入することで、終身補償を受けることができ、保険費用を安く抑えられるメリットがあります。

入院補償

入院補償には、日額上限や、何日以上の入院で補償されるなどの条件が設定されています。

ペット保険の選び方に迷ったら、自分たちがどの程度の補償を求めるかをよく考えましょう。

手術補償

大きなケガや病気をして、手術を受けることになった時に心強いのが手術補償です。

ペット保険の選び方として、大きなケガや病気に備えるか、日ごろの小さなケガや病気による通院に備えるか、といのも一つのポイントです。

手術費用は「全額自己負担」となりますから、思わぬケガや病気にも、医療費を心配せずに治療に専念することができるという点では、ニーズの高い補償となっていますが、自分たちに必要な補償かどうかはよく検討しましょう。

通院補償

ペット保険の中には、通院までカバーしてくれるものがあります。

入院や手術をするような大きなケガや病気ではないけれど、通院を複数回するケースもあるということを念頭において、必要な補償か否かを検討しましょう。

健康相談窓口

ペット保険によっては、電話やメールによる健康相談を受け付けているところもあります。

病院に行くべきか迷った時に、相談できる場所があるというのは、大変ありがたいものですから、こちらも選び方のポイントの一つとして検討してみてください。

保険料、補償内容の比較表

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ご注意)当サイトは各社ペット保険の概要を説明しています。
ご契約の際は引受保険会社のパンフレット、webサイト等で商品資料をご確認の上、お申込みください。
また、重要事項等の説明もあわせてご確認くださるようお願い申し上げます。
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