10周年

尿路結石症はペット保険で
補償対象?

尿路結石症

    目次

  1. 尿路結石症ってどんな病気?
  2. 尿路結石症の治療法・治療費
  3. 尿路結石症の予防法
  4. 尿路結石症はペット保険で補償されるか

尿路結石症ってどんな病気?

尿が作られ、体から排出されるまでには、腎臓、尿管、膀胱、尿道と様々な器官を経由します。

この経路(尿路)のどこかに不要物の結晶が集まり、尿路結石と呼ばれる石ができるのが尿路結石症(尿石症)という病気です。

尿路結石は構成される成分によっていくつかの種類に分かれます。

犬でも猫でも発生しやすいのはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石とシュウ酸カルシウム結石の2種類です。

症状

尿路結石症にかかると、尿路が詰まったり粘膜に傷ができたりして、排尿時の様子がおかしくなります。

具体的には「何度もトイレに行くのに尿の量は少ない」、「排尿時に痛そうな鳴き声を上げる」、「排尿の態勢をとっているのに尿がなかなか出てこない」などの症状がみられます。

トイレ以外の場所で排泄をしようとしたり、血尿が出る場合もあります。

またトイレ砂や尿シートの上がキラキラと光って見えることがあったら要注意です。

光っているのは尿の中に混じった結石の可能性があります。

結石が尿路を完全にふさいでしまうと、尿を排出することがまったく出来なくなってしまいます。

尿が体の中に貯まったままになると尿毒症を引き起こすことがあり、大変危険です。

一日以上尿が出ていない場合は、早急に動物病院に連れていってください。

尿路結石症の症状は、膀胱炎によく似ています。

実際、尿路結石が原因で膀胱炎になることもよくあるため、膀胱炎の症状が出てから病気に気が付く飼い主も多いです。

原因

犬、猫に共通する尿路結石症の原因に尿中ミネラル成分の増加があります。

マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分は結石ができる材料となるので、これらが尿中に増えてしまうと尿路結石症を発症しやすくなるのです。

もともと砂漠で暮らしていた猫は水分を摂る量が生まれつき少なく、尿の濃度も濃くなりますので要注意です。

犬の場合は肥満による運動不足、季節の変わり目などで水分不足になることがあります。

また消化が悪い食事をすると下痢になり、便に水分がとられてしまいます。

尿の液性がアルカリ性に傾くことも尿路結石症の原因の1つとされています。

結石の一種であるストルバイト結石は酸性の液体の中では溶けやすくなります。

一方アルカリ性の尿の中では結石ができやすくなってしまうのです。

犬の場合は細菌に感染することで尿がアルカリ性に傾くことが多いです。

特にメスの犬は尿道が短いため、外界から細菌に侵入される可能性が高くなります。

またバランスが悪い偏った食生活も尿をアルカリ性にする原因になります。

尿路結石症の治療法・治療費

尿路結石症の治療について、その治療費や治療方法について以下にまとめてみました。

これは一般的な治療例ですが、実際の料金は動物の種類や症状の重さ、治療方法によって異なります。

具体的な数字が知りたい場合は、かかりつけの動物病院に問い合わせてみましょう。

[一般的な治療モデル]

治療内容 検査、利尿剤などでの排尿促進、食事療法、抗生物質投与(細菌感染の場合)、カテーテル・摘出手術(結石が大きい場合)
治療費合計 3000円~4000円

尿路結石症の治療では、まず尿検査・エコー検査・結石同定検査等を行って細菌感染の有無や結石の種類などを特定します。
結石の大きさが小さいときは、自然排出を期待することができます。

利尿剤を投与したり、日々の生活の中で水分をたくさん摂れるように促して、尿の量を増加させるようにします。
尿路結石は食事の内容を変えることで改善に向かう場合もあります。

食事療法により尿の液性を調整し、結石が溶けるようにするのです。
また細菌感染を起こしているときは、抗生物質等が処方されます。
ただし結石が大きいと、前述したような内科治療では不十分な場合があります。

超音波によって結石を砕く、尿道にカテーテルを挿入する等の方法がとられますが、結石の大きさ・結石ができている場所によっては外科手術での摘出が必要になります。

結石を取り出すための手術費用には15万円以上かかることがあります。


通院が長引いたり、手術で大きな治療費がかかると大変です。

こんな時に心強いのがペット保険です。プランの内容にもよりますが、ペット保険ではおおむね治療費の5~7割を負担してくれます。

ペット保険に加入していれば飼い主の出費をぐっと抑えることができますね。


ただし、尿路結石症対策としてペット保険に加入する際には注意しなければならないことがあります。
ペット保険に加入する場合、申し込み時に病歴のチェックが行われるのが一般的です。

一度尿路結石症にかかってしまうと、後からペット保険に加入しても補償対象外になってしまったり、そもそも保険に加入できなくなってしまったりすることがあります。

尿路結石や結石が原因で起こりやすい腎不全は、一度かかったことがあればペット保険への加入を断られることが多い病気です。

既往病の扱いはペット保険会社によって対応が異なりますが、できるだけ健康なうちにペット保険への加入を検討することが大切です。

尿路結石症の予防法

尿路結石症の予防には、水分をたくさん摂らせ、排尿の頻度と尿の量を増やすことが大切です。

猫は暑い環境に適応するため、もともと水分をあまり摂らない動物です。

たくさんの水分を摂取させるためには、水飲み場の数を増やしたり、猫の個性に合わせた容器を用意するなどの工夫が必要です。
また、ドライフードからウェットフードに切り替えるのも1つの手です。

ウェットフードは成分の70%が水分でできており、利用することで手軽に水分摂取量を増やすことができます。

ただし、人間用のミネラルウォーターを利用するのはお勧めできません。

硬水のミネラルウォーターはカルシウムやナトリウムなど尿路結石の原因になるミネラルを豊富に含んでいるので、逆効果になってしまうのです。

ミネラル成分を適切に調整するなど尿路結石に配慮したペットフードを与えるのも、予防につながります。

基本的に植物性の原材料を使った食事より、動物性の原材料を使った食事の方が尿を酸性にすることができます。

なによりも尿路結石症の予防には、日ごろの排泄状態をこまめにチェックすることが大事です。

トイレ砂の中には、尿のpH(酸性かアルカリ性か)を判定できるものもあるので利用してみるとよいでしょう。

尿の量が少なかったり、血尿が出ていたりなど、異常を感じたら早目に動物病院に相談してください。

尿路結石症はペット保険で
補償される?

尿路結石症が補償対象になっているかどうかはペット保険によって変わります。

基本的には補償対象となっていることが多いですが、加入時はペット保険会社のサイトや資料をよく検討し、尿路結石症について補償されていることを確認しましょう。

よく分からない時は、保険会社の窓口に問い合わせてみると安心です。


また、ペット保険の多くは健康食品、医薬部外品の料金をサポートしていません。

健康なペットの病気予防費用についても補償対象外です。

例えば尿路結石症を防ぐための健康食の費用などは、飼い主が自分で支払わなければなりません。

また治療中の療法食も医薬品でない場合は、補償対象外になります。

また尿路結石症を発症してからあわててペット保険に加入しようとしても、保険金が支払われない場合がほとんどであることを覚えておきましょう。

補償可能となる期間は、保険会社によって様々です。

中には、保険料が払い込まれていない段階で発症した病気は補償対象外というものもあります。


ペット保険の基本は「ペット保険に加入してからの病気や怪我で、かつペット自身に症状が現れてから補償対象になる」というものです。

病気になったり怪我をしたりする前のほうが、ペット保険に加入するメリットが大きいのです。

保険金が必要になってから加入し、補償を受けるというのは基本的にできません。

もし現段階でペット保険への加入を検討している場合には、早めに手続きをするようにしましょう。

ご注意(必ずお読み下さい。)
※掲載している比較内容は平成29年4月24日現在の内容です。
※ペット保険を比較・検討される際は、保険料だけでなく商品内容全般についてご確認いただき、補償内容なども十分ご検討下さい。
※当サイトに掲載している比較情報は、ペット保険募集代理店の株式会社エレメントが参考資料としてまとめたものです。
※保険商品の全ての情報が記載されているものではありません。詳細や重要事項の説明等は、各社ホームページやパンフレットなどの商品資料よりご確認ください。
※保険料は月払いの保険料を表示しております。年間一括払いのみ選択可能な保険商品は、年間保険料を12で割った月額換算の保険料を表示しております。
※保険料は、お客様が選択可能なオプション特約は全て除いた上で表示しております。
※保険料は、各種割引制度(多頭割引、福祉割引、WEB割引等)は適用しておりません。

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